- カードローンで借りるのはやばいのかどうか知りたい
- カードローンのメリット・デメリットが知りたい
- カードローンを上手く活用する方法を知りたい
カードローンは、急な出費や生活費の補填などに活用できる便利な金融サービスである。
しかし、住宅ローンなどと比較すると、金利が高いために支払い総額が増えたり、借りすぎて返済が長期化したりするリスクもある。
本記事では、カードローンのデメリットを詳しく解説し、それをカバーするための方法についても紹介する。
計画的に利用することで、無駄な利息を抑え、スムーズに返済できるようになるはずだ。
カードローンを検討しているなら、デメリットとメリットの両方をしっかり理解し、最適な活用方法を身につけよう。
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カードローンのデメリット

カードローンは急な出費に対応できる便利な資金調達手段である。しかし、その利便性の裏にはいくつかのリスクが潜んでいる。
ここでは、カードローンを利用する際に把握しておくべき5つのデメリットを詳しく解説する。
金利が高い
カードローンの最大のデメリットは金利の高さである。
住宅ローンの金利が1%台であるのに対し、カードローンの金利は3.0%〜18.0%という高水準に設定されている。
特に少額を借りる場合、上限金利(18%前後)が適用されやすく、返済総額が膨らみやすい。
ではなぜカードローンの金利は高いのか?カードローンは、担保や保証人なしで利用できる「無担保ローン」である。そのため、貸し倒れリスクを考慮し、金融機関は高めの金利を設定している。
また、借入・返済の自由度が高い分、一般的な目的別ローン(住宅ローンやマイカーローン)よりも利息の負担が大きくなる傾向にある。
金利負担を軽減するには、低金利の銀行系カードローンを選ぶ、短期間で完済できる金額だけを借りる、無利息期間を活用するといった方法が有効だ。
返済が長期化すると返済総額が増える
カードローンは、毎月の最低返済額が低めに設定されている。そのため、無理なく返済できると考える人も多いが、最低額だけを支払い続けると完済までの期間が長くなり、結果として利息負担が増えてしまう。
具体例を見てみよう。
- 借入金額:30万円
- 金利:年18.0%
支払い回数 | 毎月の返済額 | 返済総額 |
---|---|---|
12回払い(1年間) | 約2.7万円 | 約33万円 |
36回払い(3年間) | 約1.0万円 | 約39万円 |
このように最低返済額が低いほど、返済期間が長引き、支払総額が増える仕組みになっている。
返済の長期化を防ぐポイントは、最低返済額よりも少し多めに返済する、余裕があるときに繰上返済を行うなど、早めの完済を意識することである。
会社や家族にバレる可能性がある
カードローンを利用すると、場合によっては家族や職場に知られてしまうおそれがある。
特に、契約時に金融機関から郵送物が届いたり、職場に在籍確認の電話が入ったりすることで発覚するケースが多い。
こうしたリスクを避けるためには、郵送物なしのWeb完結型カードローンを選ぶ、在籍確認のないカードローンを利用するなどの対策が有効である。
また、ATMでの借入履歴が家族に見られないよう、インターネットバンキングを活用するのも一つの方法だ。
他のローン審査に影響する可能性がある
カードローンの利用履歴は、信用情報機関(CIC・JICC・KSC)に記録される。この情報は最大5年間保管され、住宅ローンや自動車ローンを申し込む際に審査の対象となる。
カードローンを利用していると銀行から「すでに借入がある」とみなされ、住宅ローンなどの審査が不利になる。
特に、借入残高が多い場合や、複数のカードローンを利用している場合は「借入依存度が高い」と判断され、審査に通りにくくなることもある。
住宅ローンを組む予定がある場合は、できるだけ早めにカードローンを完済しておくのが賢明だ。
また、借入総額を年収の1/3以下に抑えることも、ローン審査で不利にならないためのポイントである。
借りすぎてしまう、多重債務の可能性がある
カードローンは手軽に借りられるため、つい借りすぎてしまうリスクがある。
特に、少額だから大丈夫と何度も借入を繰り返してしまうと、気づけば借金が膨らんでしまうおそれもあるのだ。
多重債務に陥る人のパターンは以下のとおりだ。
- 追加融資を繰り返し、借入額が増えてしまう
- 毎月の最低返済額だけを払い、元金がなかなか減らない
- 他のローンの審査に通らなくなり、さらに別のカードローンに頼る
対策としては、毎月の返済額を決め、それ以上は借りないことを徹底するといいだろう。返済シミュレーションをうまく活用し、借入総額が増える前に早めに繰上返済を行おう。
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カードローンのメリット

カードローンはデメリットがある一方で、正しく利用すれば非常に便利な資金調達手段となる。
ここでは、カードローンの主なメリットを詳しく解説する。
- 何回でも借入できる
- 使用用途が自由
- 担保・保証人が不要
- 審査期間が短い
- 借入・返済方法が豊富
何回でも借入できる
カードローンは、契約時に設定された限度額の範囲内であれば何度でも借入できる。
たとえば、限度額50万円のカードローンを契約し、10万円を借りた後に返済すれば、再び10万円を借りることが可能である。
この柔軟な借入システムは、急な出費が必要になった際に大きな助けとなる。ただし、何度も借りすぎると返済負担が増えてしまうため、計画的な利用が求められる。
使用用途が自由
ほとんどのローンには用途の制限があるが、カードローンは使用用途が自由である。
住宅ローンは住宅の購入費用、自動車ローンは車の購入費用に限定されるのに対し、カードローンは生活費や娯楽費などさまざまな用途に使える。
カードローンの主な用途には以下のようなものがある。
主な目的 | 具体例 |
---|---|
生活費の補填 | 医療費・引越し費用・冠婚葬祭など |
旅行・趣味の費用 | 国内・海外旅行、趣味関連の支出 |
教育関連 | 学費・塾費用・資格取得費用 |
ただし、事業資金には利用できないケースが多いため、契約時の利用規約を確認することが重要だ。
担保・保証人が不要
カードローンは住宅ローンや自動車ローンと異なり、担保や保証人が不要である。そのため、以下のような人でも審査に通る可能性がある。
利用しやすい人
- 一人暮らしの学生(収入があれば申し込み可能)
- 新社会人(安定した収入があればOK)
- 自営業者(収入証明ができれば申し込み可能)
この手軽さから、いざというときの資金確保手段として多くの人が利用している。
審査期間が短い
カードローンの審査は、ほかのローンと比べてスピーディーである。
特に、消費者金融系カードローンの場合、申し込みから最短30分〜1時間程度で審査結果がわかることもある。
審査の流れ(消費者金融系の場合)
- Webまたはアプリで申し込み(24時間対応の金融機関もある)
- 信用情報の確認(借入履歴・返済能力を審査)
- 審査結果の通知(早ければ即日)
- 契約手続き・借入開始(最短即日で融資可能)
一方で、銀行系カードローンは審査に1〜3日以上かかることが一般的である。即日融資を希望する場合は、消費者金融系のカードローンを選ぶとよいだろう。
借入・返済方法が豊富
カードローンは、借入や返済の方法が多様。自分のライフスタイルに合わせて利用できる点がメリットのひとつとなっている。
たとえば次のような方法がある。
借入方法
- ATM(銀行・コンビニ)
- スマホアプリ(即時借入可能)
- 銀行振込(ネットバンキング対応)
返済方法
- 口座引き落とし(毎月自動で支払い)
- ATMでの返済(コンビニATMでも可能)
- インターネットバンキングでの振込(24時間対応)
このように多様な借入・返済方法が用意されているため、ライフスタイルに応じて使いやすい方法が選択可能だ。
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デメリットを踏まえカードローンを安全に活用する方法

カードローンには利便性がある一方で、金利の高さや借りすぎのリスクがある。そのため、計画的に利用しなければ返済負担が重くなり、多重債務に陥るおそれもある。
しかし、適切な使い方をすれば、デメリットを抑えながら安全にカードローンを活用することは可能だ。
ここでは、カードローンのリスクを軽減するためのポイントを4つ解説していく。
必要な分だけ借入する
カードローンは手軽に借りられるため、「少しだけ借りるつもりだったのに、気づけば多額の借金になっていた」というケースが少なくない。
借りすぎを防ぐためには、あらかじめ借入額の上限を決めておくことが重要である。
借入時に意識すべきポイントは次の3つだ。
- 借入目的を明確にする(本当に必要な資金かどうかを見極める)
- 限度額を低めに設定する(最初から高額の枠を設定しない)
- 追加融資をむやみに利用しない(返済可能額を超えないようにする)
たとえば、生活費補填のためにカードローンを利用した場合は、始めは5万円などの少額から借入しよう。
限度額いっぱいまで借入したり、気軽に追加借入を繰り返してしまったりすると、最終的には30万円、50万円と借入額が膨らんでしまうのだ。
「いくら借りて、どのように返済するのか」を事前に見極め、計画通りに進めよう。
無利息期間を活用する
一部の消費者金融では、契約後の一定期間利息が発生しない「無利息期間サービス」を提供している。
このサービスを上手に活用すれば、短期間の借入であれば利息ゼロで済ませることが可能である。
無利息期間の主な特徴は次のとおりだ。
- 契約から30日間は利息がかからない(※金融機関によって異なる)
- 期間内に完済すれば、実質無利息で借入可能
- 初回利用者限定のケースが多い
たとえば、10万円を無利息期間内に全額返済すれば、本来1万円以上かかる利息がゼロになる。
ただし、無利息期間が終了すると通常の金利が適用されるため、長期借入には適さない点には注意が必要である。
無理のない返済計画を立て、毎月返済する
カードローンの返済が遅れると、延滞利息が発生するだけでなく、信用情報に傷がつき、将来的なローン審査にも影響を及ぼす。
そのため、借入時には確実に返済できる計画を立てることが重要である。
返済計画を立てる際のポイントとしては、毎月の収入と支出を把握する、最低返済額よりも多めに支払うなどを実施し、早期完済を目指そう。
また、返済日は「給料日の直後」に設定しておくと支払い忘れを防げるためおすすめだ。
返済日を忘れないように、「口座引き落とし」や「アラートメールの活用」などの工夫も有効である。
余裕がある時には繰上返済する
カードローンの返済は通常、毎月の最低返済額が設定されている。しかし、余裕がある時には積極的に「繰上返済」を活用するのが望ましい。
繰上返済とは、毎月の返済とは別に追加で返済することを指す。この繰上返済を行うことで利息を抑え、早期完済が可能となるのだ。
繰上返済には主に次のようなタイプがある。
- 返済額軽減型:毎月の返済額を軽減できる
- 期間短縮型:返済期間を短縮できる
次の条件で繰上返済の効果をみてみよう。
- 借入額:30万円
- 返済期間:36ヶ月
- ボーナス返済:なし
- 金利:年18.0%
- 返済開始月:2025年4月
- 繰上返済:6ヶ月後に10万円を繰上返済予定
シミュレーション結果によると、
- 返済額軽減型の場合:毎月の返済額「0.7万円(- 0.5万円)」、総返済額「37万円( – 2.5万円)」
- 期間短縮型の場合:完済予定月「2027年2月( – 1年1ヶ月)」、総返済額「35万円( – 4.3万円)」
という結果になった。このように、資金に余裕がある時に繰上返済をすることで、完済までの期間を短縮したり、総返済額を大幅に減らしたりできるのだ。
ただし、金融機関によっては繰上返済時に手数料が発生する場合がある。契約前に手数料も確認しておこう。
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カードローンのデメリットとメリットを理解し、急な出費に備えよう

カードローンは、手軽に借入ができる便利な金融サービスである。しかし一方で、金利の高さや返済の長期化、借りすぎのリスクには注意が必要だ。
特に計画なしに利用すると、支払総額が増え、他のローン審査にも影響を与えるおそれがある。
だが適切に活用すれば、急な出費に対応するための有効な手段となる。借入時には、無利息期間を上手に活用し、必要な分だけを借り入れることをおすすめする。
また、返済を計画的に進めれば、余分な長期化を防ぎ返済総額も抑えられる。
余裕がある時は繰上返済を積極的に実施し、早期完済を目指そう。自分に合った返済計画を立て、カードローンを使いこなしてほしい。
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