- オリックス銀行カードローンの審査が甘いのか、厳しいのか知りたい
- オリックス銀行カードローンの審査に通過するためのポイントが知りたい
- オリックス銀行カードローンの審査に落ちてしまった時の対処法が知りたい
お金が必要になった時に、手軽に借りられるカードローンの利用を考える方もいるだろう。オリックス銀行カードローンはそんな方に人気の商品だ。
一般的に消費者金融のカードローンでは金利が年3.0%〜18.0%ほどだが、オリックス銀行カードローンの金利は年1.7%〜14.8%と割安だ。
低金利であることから、オリックス銀行カードローンを利用する人は多いが、カードローンの審査に通過しなければ利用はできない。
このローンサービスの審査内容について、この記事では解説する。
オリックス銀行カードローンの審査には、どのような人が通過し、どのような人が通過しないのだろうか?
この回答を、カードローンの審査内容や流れを踏まえて説明する。
さらにカードローンの審査に通過するために心がけておくべきこと、そして通過しなかった場合の対処法についても紹介する。

オリックス銀行カードローンの審査が受けられる人とは

このローンサービスは、申し込めば誰でも利用できるわけではないと先述した。
ここでは、オリックス銀行カードローンの申込条件を解説するので、自分と照らし合わせてほしい。
この審査に通過すれば、どのようなメリットが得られるのだろうか?
冒頭で述べた金利面以外にも、このローンサービスを利用することで得られるメリットも紹介する。

オリックス銀行カードローンの申込条件
このローンサービスの申込条件は、以下の通りだ。
- 申込時の年齢が20歳から69歳までであること
- 原則、毎月安定した収入があること
- 日本国内に在住していること(外国籍の人は、永住者または特別永住者であること)
上記②では、配偶者の収入が多くとも、申込者本人に安定した収入がない専業主婦(主夫)などは申し込みできない。
ただしアルバイトやパートによって継続的な収入を得ていれば、申し込みは可能だ。
また69歳以下であれば、収入が年金のみの人でも申し込みができる。
オリックス銀行カードローンの利用者が得られるメリット
このローンサービスは、店舗に行かなくとも、WEBサイトから24時間申し込みが可能だ。
このため自分の都合の良いときに、カードローンの申し込みができる。
しかしオリックス銀行カードローンの優れている点は、これだけではない。
ここでは、このカードローンの魅力的なサービスの一部を紹介する。
手数料無料で全国10,000台以上のATMが利用できる
オリックス銀行カードローンでは、下記のATMで借入や返済ができ、ATM手数料もかからない。
- セブン銀行ATM
- ローソン銀行ATM
- イーネットATM
- イオン銀行ATM
- 三菱UFJ銀行ATM
- 三井住友銀行ATM
- 西日本シティ銀行ATM
- ゆうちょ銀行ATM
例えば都心部ではセブン銀行やローソン銀行のコンビニATM、地方でも郵便局に設置しているゆうちょ銀行ATMが利用できる。
つまり普段の外出だけではなく旅行や出張中でも、現金が必要になった場合には、最寄りのATMで借入金が受け取れるはずだ。
さらに硬貨対応ATMならば、三菱UFJ銀行、三井住友銀行および西日本シティ銀行の各ATMでは1円単位での返済も可能だ。
おトクなショッピングによって余った予算は、気軽に最寄りのATMで、繰上返済分として入金できる。
ガン保障特約付きプラン「Bright」への無料加入
オリックス銀行カードローンで借り入れを行えば、ガン保障特約付きプラン「Bright」へも加入できる。
このサービスでは、自分が「死亡や高度障害になったとき」あるいは「診断の結果ガンであることがわかったとき」は、その時点の借入残高を保険がすべて支払ってくれる。
このため借り入れを行った後に、自分に万一のことがあっても、残された家族に借入残金を残すこともなくなる。
なおこのプランに加入しても、費用(保険料)はかからず、金利への上乗せもない。
いつでも「LINEの契約照会サービス」で借入や返済の状況が確認できる
日々の生活が忙しいときには、次回の返済のことを、うっかり忘れてしまうこともあるだろう。
このような場合でもオリックス銀行のLINE公式アカウントに、友だち追加をしておけば、LINEを使って下記の内容が確認できる。
- 借入限度額
- 借入利率
- 借入可能額
- 借入残高
- 次回返済日と返済額
このように返済以外でも、確認したいことがあれば、いつでもLINEで確認が可能だ。
- システムメンテナンスの時間帯(毎日3:00~4:10)は除く
オリックス銀行カードローンの審査が甘いってほんと?審査基準とは

結論から言えば、オリックス銀行カードローンの審査は、決して甘くはない。
このローンサービスには多くのメリットがある反面、消費者金融のカードローンと比べて、申込者は詳細に審査される。
しかしオリックス銀行では、カードローンの審査基準を公開していない。
このためローンサービスの申込審査において、銀行が重視している点を解説する。
また銀行では申込者を詳細に審査するため、消費者金融と比べて、審査内容が異なる部分も多い。
その影響で、銀行の方が審査に時間がかかる傾向もある。
銀行と消費者金融との間で審査内容の異なる点、および銀行の審査に時間がかかる理由を説明する。
カードローンの審査内容
審査内容に関して、銀行と消費者金融との違いを説明するまえに、まず両者の共通点を解説する。
通常カードローンの申込審査では、主に申込者の「返済能力」と「信用力」が審査される。
この二つのうちの一方でも、カードローンの審査基準に達することができなければ、審査には通過しない。
ここでは、どのような点で申込者の返済能力が評価され、信用力が判断されるのかということを解説する。
「返済能力」の審査基準
申込者の返済能力を判断する材料は、申込フォームに記入した申込者の本人情報だ。
このとき収入額だけではなく、勤務先や雇用形態など収入を得るための仕事に関する情報も加えて、総合的に返済能力を審査する。
例えば大手企業の正社員や公務員であれば、収入が安定しているため、返済能力は高く評価される傾向がある。
一方でアルバイトやパートなどの非正規社員は、カードローンの利用は可能だが、返済能力は高く評価されない
これは公務員でも、非常勤職員や臨時職員などの非正規公務員は、常勤職員と比べると雇用が不安定であるため同様だ。
これらの非正規雇用者は、正規雇用者ほど返済能力が高く評価されないため、高額な借り入れはできない場合が多い。
「信頼力」の判断材料
返済能力があっても、期日までに返済しなければ、カードローン会社は損害を被ってしまう。
このためカードローン会社は、「期日までに間違いなく返済してくれる」ということが信用できる人にしか、カードローンの利用を許さない。
申込者の信用力を判断するために、カードローン会社は自社が加盟している信用情報機関に問い合わせて、申込者の信用情報を調査する。
この信用情報には、カードローンやクレジットカードでの、申込者の借入と返済の記録が記載されている。
この記録のなかに、過去に一度でも滞納した記録があれば、申込者の信用力への評価は低くなる。
また自己破産などの記録があれば「信用力がない」とみなされ、カードローンの利用を断られることもある。
銀行の審査に時間がかかる理由
多くの消費者金融が運営しているカードローンでは即日融資が可能だが、銀行では難しい。
これは消費者金融にはない申込審査の内容が、銀行にはあり、その審査を行うための時間がかかるためだ。
ここでは、その審査の内容を説明するとともに、審査内容が及ぼす影響を解説する。
警察庁データベースでの確認が必要
原則的に銀行では、新規にカードローンの申し込みを受けた際に、申込者を警察庁のデータベースに照合することが義務付けられている。
これは、銀行からの借入金が、暴力団などの反社会的勢力への資金となることを防ぐために行われている。
銀行で当日融資が難しい理由のひとつは、警察庁のデータベースとの照合に、最短でも翌日までかかってしまうためだ。
なおデータベース内に同姓同名の人物がいた場合には、詳細な確認調査のために、さらに数日間の時間がかかることもある。
申込審査は銀行と保証会社の両社で行われる
一般的に銀行のカードローンでは、保証人が不要である代わりに、別の会社が保証会社につくことが多い。
保証会社とは、何らかの理由で借り手が返済できなくなった場合に、借り手に代わって銀行へ返済する会社のことだ。
オリックス銀行カードローンでは、オリックス・クレジットまたは新生フィナンシャルが保証会社になっている。
申込審査では、オリックス銀行だけではなく、これらの保証会社も審査を行うために時間がかかってしまう。
これが、オリックス銀行カードローンで即日融資ができない、もうひとつの理由だ。
またオリックス・クレジットでは「ORIX MONEY」、新生フィナンシャルでは「レイク」といったローンサービスを、それぞれ運営している。
このためオリックス銀行カードローンの申込者が、これらのローンサービスを過去に利用して頻繁に滞納などを行っていれば、保証会社の審査に通過しないケースもある。
このような場合は、オリックス銀行カードローンの審査にも通過できなくなり、オリックス銀行からの借り入れを断られる場合もある。
総量規制の適用対象外だが、同様の自主規制を行っている。
消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者は、貸金業法の規制を受けている。
貸金業法には、「貸金業者は、利用者の年収の1/3を超えた貸し付けはできない」という総量規制の定めがあるが、銀行法の規制を受ける銀行には貸金業法は適用されない。
しかし実際に多くの銀行では、自主規制として、総量規制の内容を審査に取り入れている。
これは2016年に弁護士団体である日弁連からの「銀行を例外にすれば、総量規制の意味がなくなる」という意見に対し、各銀行が対応したためだ。
つまり銀行の申込審査では、総量規制が義務付けられている貸金業者と同様に、申込者の年収と他社からの借入額を最も重視している。
- 出典:日本弁護士連合会「銀行等による過剰貸付の防止を求める意見書」
オリックス銀行カードローンの審査の流れ

このカードローンでは、申し込みから審査完了まで、最短でも1週間ほどの時間がかかる。
この審査がスムーズに行われるために、事前に準備しておくべきことがある。
ここでは審査全体の流れとともに、事前に準備しておくべき点も紹介する。
申し込みから審査完了までの流れ
オリックス銀行カードローンを利用するには、以下の申込手続きが必要になる。
オリックス銀行の公式サイトから、カードローンの「申し込みフォーム」に必要事項を記入し、送信する。
「申し込みフォーム」で登録したメールアドレス宛に、オリックス銀行から、申し込みの確認メールが届く。そのメール本文に記載されている「Eメールアドレス確認用URL」をクリックし、申込確認メールの受信確認を行う。
受信確認がオリックス銀行側に届いた時点で、審査が開始される。審査の際には、在籍確認のため、申込者の勤務先に電話連絡がある。
在籍確認が終わると、申込者が指定した連絡先に、オリックス銀行から申込内容の確認が電話で行われる。
オリックス銀行側で、申込内容の確認が取れ次第、ローンカードが発行される。そしてその翌日には、簡易書留にて自宅へカードが発送される。
オリックス銀行から、書類提出依頼のメールが発信される。メール本文に記載されている「必要書類アップロード用URL」をクリックし、必要書類を撮影した画像をアップロードする。
オリックス銀行側で、書類の確認が終わり次第、「手続き完了のメールを申込者に発信する。その後はカードローンの会員サイト(メンバーズナビ)にログインすれば、借り入れが行える。
なお上記STEP6での必要書類がアップロードできない場合には、カードデスクに連絡することで、FAXもしくは郵送でも受け付けてくれる。
審査に備えて事前に準備しておくべきこと
上記で説明した申し込みから審査完了までの流れのなかで、在籍確認(STEP3)と必要書類の提出(STEP6)では、オリックス銀行の指示に従って対応しなければならない。
在籍確認と必要書類の提出は、申込審査において重要なポイントであるため、適切に対応しよう。
これらについては、事前に準備をしておけば、オリックス銀行から対応を求められたときにスムーズに行えるはずだ。
ここでは在籍確認と必要書類の提出について、それぞれの内容と事前に準備すべきことを解説する。
在籍確認の内容と準備
STEP3では申込者が申告した勤務先に、オリックス銀行が電話連絡を行い、実際に在籍しているかを確認する。
在籍確認は申込者の返済能力を確認することが目的であり、勤務先を偽っていないか、退職済みの会社を記入していないかを調査する。
オリックス銀行からの電話口に申込者が出れば、確認は完了するため、在籍確認は5分程度で終わる。
職場の同僚や上司には、在籍確認の電話がかかってくることを、事前に伝えておいた方がよい。
オリックス銀行の在籍確認を行う担当者は、オリックス銀行を名乗らず、個人名で電話をかけてくる。
このため勤務先で電話を取った人が、私用電話や売り込みの電話と間違えて、申込者に取り次がなければ在籍確認は完了しない。
カードローンを申し込んでいることを、職場に知られたくない場合には、「クレジットカードの在籍確認がある」と周囲に伝えるようにしよう。
職場に在籍確認があることを事前に伝えておけば、自分が不在の場合でも、電話を取った人は申込者が勤務していることを伝えてくれるだろう。
提出書類の内容と準備
STEP6では「本人確認書類」として、下記の書類のいずれかを撮影した画像の提出が求められる。
提出書類は、事前に用意をしておき、記載内容に不備がないかを確認しておこう。
- 運転免許証
- 住所変更などの変更事項の記載がなければ、表面のみの画像提出でよい。
- 有効期限、公安委員会名称や公安印も確認できるように撮影しなければならない。
- 運転経歴証明書
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 表面のみの画像提出でよい(マイナンバーが記載された裏面の画像は提出しない)。
- 健康保険証
- 表面に氏名・住所・生年月日の記載がすべてされていれば、表面の画像提出だけでよいが、そうでなければ表裏両面の画像提出が必要。
- パスポート
- 2020年2月4日以降に申請したパスポートは、住所記載のページがないため受け付けされない。
- 在留カード/特別永住者証明書
- いずれの書類も、顔写真のあるものに限られており、表裏両面の画像提出が必要。
上記書類のいずれにおいても、有効期限内または現在有効なものであることも、あわせて確認しておこう。
上記の書類以外に、利用限度額が50万円を超える場合には、「所得証明書類」の提出も必要になる。
この書類についても、事前に用意をしておき、記載内容を確認しておこう。
- 源泉徴収票※1
- 住民税決定通知書
- 課税証明書
- 納税証明書(その2)
- 確定申告書(付表含む)※2
- 1:個人事業主や会社経営者の場合は、源泉徴収票は、所得証明書類として対象外になる。
- 2:税務署の受領印があるもの。e-Taxを利用した場合は、申告書の写しに加え、受信通知の提出も必要になる。
記載内容を確認した結果、不備があれば、内容を更新したものを早めに手に入れておこう。
審査は甘くない!オリックス銀行カードローンの審査に落ちる人と落ちた時の対処法

このカードローンの申し込みを行ったすべての人が、申込審査に通過するわけではない。
それでは、どのようなタイプの人が申込審査に通過するのだろうか?
ここではオリックス銀行の審査に通過しない人の特徴を紹介するので、自分に照らしあわせてみよう。
さらに、申込審査に落ちた場合の対処法も紹介するので、参考にしてほしい。
オリックス銀行カードローンの審査に落ちる人の特徴
このローンサービスの審査に通過しない人の多くが、返済能力と信用力のいずれかで、申込審査での評価が悪かった人だ。
どのようなタイプの人が、オリックス銀行から悪い評価を得てしまうのだろうか?
ここでは、その特徴を紹介するとともに、改善策も紹介する。
安定した収入がない人
会社員であっても歩合給の人の場合は、収入が安定していないことから、カードローンの申込審査に通過しない可能性がある。
このとき正社員として勤めている配偶者がいる場合には、夫婦で借り入れができる配偶者貸付が可能なローンサービスを検討してみよう。
またアルバイトやパートを行っていない専業主婦(主夫)の場合も、カードローンの利用を断られるため、この配偶者貸付を考えてほしい。
アルバイトなどによる収入がない学生も、カードローンでの借り入れができないため、奨学金や国の支援制度を活用しよう。
会社員や公務員であっても内定者の場合は、他に収入がなければ無職とみなされるため、オリックス銀行カードローンの審査には通過しない。
ろうきん(労働金庫)などの一部の金融機関では、就職内定者向けのローンサービスを提供しているので、そのようなサービスの利用を考えよう。
- 文部科学省「経済的に困難な学生・生徒が活用可能な支援策」
虚偽申告をした人、または疑われた人
申し込みの際に、審査に通過しようとして偽った情報を申告することは、絶対にやめよう。
年収などを偽って申告しても、オリックス銀行が持つ情報から、年齢・業種・勤務先の会社名などを照らしあわせた結果バレてしまうこともある。
さらに勤務先へ在籍確認を行い、いま借り入れている金額も信用情報で調査するため、虚偽申告をしても見抜かれてしまう。
このような虚偽申告をしたことがわかった場合には、カードローン会社側の社内ブラックリストに記録され、永続的に申込審査に通過しなくなる恐れがある。
また事実とは異なる申告をしたことが申込者の故意によるものではなく、誤って申告した内容であっても、審査する側では判断できない。
このため確認が不十分だったために、誤った内容で申告しても、故意で虚偽申告した人と同様に扱われる。
このようなことにならないように、申し込みの際には申告内容を十分に確認したうえで、申込者本人の情報を提出するようにしよう。
他社の借り入れが多い人
他社からの借り入れが多い場合には、カードローンの申し込みを断られることがある。
先述したようにオリックス銀行からの借り入れは、総量規制の適用対象外ではあるが、自主規制により総量規制と同様の制約を受けてしまう。
このため他社から借り入れがある場合には、経済的に余裕があるときに繰上返済などを行い、普段から借入額を減らすように努めよう。
短期間で複数のカードローン会社に申し込んだ人
オリックス銀行カードローンの審査に通過しなかった場合に備えて、複数のカードローンへ同時に申し込むことは避けよう。
カードローンに申し込んだことは、信用情報に記録される。
その記録を、オリックス銀行が申込者の信用情報を調査する際に見つければ、「経済的に困っていろいろな会社から借り入れようとしている」と判断されてしまうからだ。
そのような場合には、オリックス銀行は貸し倒れになるリスクを考え、審査に通過させないことがある。
このため他社に申し込む場合には、オリックス銀行からの審査結果が届くのを待ってから、申し込むようにしよう。
スーパーホワイトの人
スーパーホワイトとは、これまでクレジットカードやカードローンなどを、いっさい利用したことがない人のことだ。
このような人は過去の借入履歴がまったくないため、信用情報機関に問い合わせても、申込者の信用情報の記録はまったくない。
このような信用情報がないスーパーホワイトの人から、カードローンの申し込みがあっても、オリックス銀行は信用力を審査することはできない。
申込者の信用力が判断できないために、スーパーホワイトの人は申込審査に通過しないことが多い。
少額でもクレジットカードの利用履歴があればスーパーホワイトから脱却できるが、このような人はクレジットカードの審査も通過しないことが少なくない。
ただし分割払いで家電やスマートフォンなどを購入して支払い実績をつくれば、この記録が信用情報に残り、スーパーホワイトから脱却できる。
これまでクレジットカードやカードローンを利用したことがない人は、カードローンの申し込みに備えて、少額でも分割払いの実績を作るようにしよう。
過去に金融事故を起こしたことがある
金融事故とは信用情報に傷がついている状態であり、具体的に以下のような事柄を指す。
- 返済日から61日以上、または3ヶ月以上返済が遅れた
- 返済者の借入金を、保証会社が代わりに返済した(代位弁済)
- 債務整理の手続きを行った(任意整理・個人再生・自己破産)
この金融事故の記録があれば「申込者の信用力はない」と判断されるため、その記録が抹消されるまでの間は、新たな借り入れなどはできなくなる。
例えば個人再生や自己破産の場合ならば、この記録は7年間残るため、その期間中は一切のローンサービスが利用できない。
このため金融事故を発生させてしまったならば、親戚知人にお願いをするか、公的融資制度を利用するしか借り入れる手段はない。
企業によっては福利厚生の一環として、従業員貸付制度を設けている会社もあるので、勤務先の総務部門もしくは経理部門に確認してみよう。
申込審査に落ちたときには、どうすればよいのか?
申込審査に通過しなかったときには、オリックス銀行からメールまたは書面で連絡がある。
ここでは、申込審査に通過しなかったことが分かった場合の、対処法を解説する。
ただし審査に通過しなかった理由によっても対処法は変わるため、まず審査に通過しなかった原因を把握することが大切だ。
このため審査に落ちた場合の原因の把握から、取るべき対処法までを紹介する。
信用情報の開示請求をする
最初に審査に落ちた原因が、自分の返済能力と信用力のいずれに問題があったのかを、正確に把握することが必要だ。
このため信用情報機関から自分の信用情報を取り寄せて、まず信用力に問題がなかったかを確認する。
オリックス銀行、およびカードローンの保証会社は、下記の3つの信用情報機関に加盟している。
これらの信用情報機関は、申込者本人であれば自分の信用情報を確認できるので、調べてみよう。
- 株式会社日本信用情報機構(略称JICC)
- 株式会社シー・アイ・シー(略称CIC):
- 一般社団法人全国銀行協会(全国銀行個人信用情報センター):
この信用情報の内容、つまり自分の信用力に問題がなければ、返済能力がオリックス銀行の審査基準に達しなかったことがわかるはずだ。
「信用情報に問題がなかった」場合の対処法
この場合ならば、他社のカードローンの申し込みを検討してみよう。
総量規制に抵触していなければ、消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者ならば、銀行ほど返済能力の審査が厳しくない場合もある。
もしクレジットカードを所有しているのであれば、カードのキャッシング利用枠の増額も考えてみよう。
長期間利用しているクレジットカードならば、クレジットカード会社からの信用も低くないため、増額依頼を受け入れてくれる可能性も高いはずだ。
「信用情報に問題があった」場合の対処法
信用情報を確認した結果、スーパーホワイトの状態であるならば、先述したように分割払いでの返済実績を作ろう。
分割払いの返済を数ヶ月間続けたうえで、改めてカードローンを申し込もう。
ただしオリックス銀行カードローンでは、6ヶ月以内の複数回にわたる申し込みは禁じられているため、急いでいる場合は他社を検討しよう。
また過去の金融事故の記録があれば、ローンサービスはまったく利用できないが、下記の場合ならば金融事故の記録は5年間で抹消される。
- 返済日から61日以上、または3ヶ月以上返済が遅れた場合
- 代位弁済を行った場合
このような場合で金融事故の発生から間もなく5年が経過しようとするのであれば、この記録が抹消されるまで待って、カードローンを申し込むようにしよう。
ただし金融事故の記録が抹消された時には、これまでの借入返済の実績もなくなっているため、スーパーホワイトと同じ状態になっている(この場合は「ホワイト」と呼ぶ)。
このためスーパーホワイトと同じく、分割払いでの返済実績を作ったうえで、カードローンの申し込みを行うようにしよう。
審査結果が来ない場合に考えられる要因と対処法
このカードローンの審査が完了するまでには、申し込みから1週間ほどの時間がかかる。
申し込みから1週間以上経過しても、オリックス銀行から連絡が来ない場合は、以下のことが原因として考えられる。
- 年末年始に申し込んだ
- 在籍確認に時間がかかってしまった
- 申告内容や提出書類に不備があったため、再申告もしくは書類の再提出を行った
- 申し込みの際にオリックス銀行から届く確認メールに対して、STEP2での申込確認を行わなかった
- オリックス銀行からの利用不可のメールが、迷惑メールフォルダに振り分けられていた
上記の場合は、通常よりも審査に時間がかかってしまうため、もう少し審査結果が届くのを待とう。
ただし上記以外の理由の場合、あるいは申し込みから2週間近く経過しても連絡がない場合には、カードデスクに確認してみよう。
オリックス銀行カードローンの審査に通過するためのポイント

ここまでオリックス銀行カードローンの申込審査の内容、その審査に通過しやすくするための方法、そして審査に通過しなかった場合の対処法を述べてきた。
申込審査に通過するには、返済能力と信用力を高めることが大切だ。
これらを踏まえて、カードローンの審査に通過するために普段から心がけておくべきことを解説するので、みていこう。
返済能力を高めるために心がけるべきこと
自分の収入を高めることを目指して、日々の仕事に注力しよう。
収入を高めるだけではなく、支出を抑えることで返済に回せる余剰資金を増やすことでも、返済能力は高められる。
オリックス銀行カードローンの審査では、家賃や住宅ローンのために月々支払っている金額も審査対象になる。
このため住宅ローンを支払っているならば、ボーナスが支給されるときに、繰上返済も検討しよう。
繰上返済によって住宅ローンの残高が減れば、月々の支払額も抑えられる。
また賃貸マンションなどに住んでいる場合は、契約更新のときに、家賃の値下げ交渉も行ってみよう。
家賃や住宅ローンは継続的な支出になるため、この支払額を抑えることでも、返済能力を高められる。
信用力を高めるために心がけるべきこと
信用力を高めるためには、自分の信用情報の内容をより良くすることが大切だ。
現在、他社から借り入れがある場合には、早めに完済した方がよい。
そのためには生活費の内容を確認し、無駄な支出を減らすことで余剰資金を確保して、繰上返済ができるようにしよう。
複数の借り入れがある場合には、低金利な「おまとめローン」に借り換えることで、毎月の返済額が減らせる場合もある。
おまとめローンは総量規制の対象外であるため、借入残高が多くとも、総量規制に抵触する心配は不要だ。
さらに借入先であるオリックス銀行との取引を増やすことでも、信用力は高められる。
定期預金などを利用すれば、銀行側も申込者の資産情報が把握できるため、申込者への信用は高まるはずだ。
審査内容を理解して、オリックス銀行カードローンを申し込もう

この記事では、オリックス銀行カードローンの申込審査について解説してきた。
このローンサービスは、消費者金融と比べて金利が低いだけではなく、さまざまな優れた点を持っている。
このため審査基準は消費者金融と比べて厳しい傾向にあるが、本書で述べたポイントを抑えて申し込めば、審査に通過する可能性は高くなるはずだ。
カードローンの審査では、返済能力と信用力が重要視されるが、これらは普段の生活のなかで高められる。
さらにカードローンを利用する場合には、返済計画を考えたうえで、借り入れを行うことも大切だ。
借り入れに対して、着実な返済実績を積み上げることで、オリックス銀行からの信用も高まるはずだ。
オリックス銀行からの信用が高まれば、借入金利を下げてくれるようになるだろう。
最低1.7%までの低金利が期待できる、オリックス銀行カードローンを申し込もう。