- オリックス銀行カードローンの金利が「高いか低いか」を知りたい
- オリックス銀行カードローンの金利を下げる方法が知りたい
- 実際の利息や返済額がどれくらいになるのかシミュレーションしたい
金利は借入コストに直結する重要な要素。カードローンを利用する際、最も気になるのはこの金利ではないだろうか。
しかし、単に金利の高い低いだけでなく、金利を下げる方法や実際の返済額、さらには返済期間との関係性など、理解しておくべきポイントは多岐にわたる。
本記事では、オリックス銀行カードローンの金利について、他社との比較や金利を下げるための具体的な方法、返済シミュレーションの活用法まで、徹底的に解説する。
さらに、提携ATMの手数料無料や30日間無利息サービスなど、お得な特典についても触れていく。
オリックス銀行カードローンの利用を考えている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてほしい。
オリックス銀行カードローンの金利はいくら?高いのか、低いのか
オリックス銀行カードローンの金利は、借入限度額や審査結果によって大きく異なり、年利1.7%から14.8%までの幅がある。
では、この金利水準は他社と比較して実際のところどうなのだろうか。また、初めて利用する場合、どの金利が適用される可能性が高いのだろうか。
ここでは、オリックス銀行カードローンの金利について、以下の4つの観点から詳しく解説する。
- 借入限度額別にみるオリックス銀行カードローンの金利
- 変動金利か固定金利か
- 他社とオリックス銀行カードローンの金利比較
- 初めての借入なら上限金利で比較
これらの情報をもとに、オリックス銀行カードローンの金利が自身のニーズに合っているかどうかを判断してほしい。
オリックス銀行カードローンの金利(借入限度額別)
オリックス銀行カードローンの金利は、借入限度額によって大きく変動する。主な金利は以下のようになっている。
コース | ご利用限度額 | 借入利率(年) |
---|---|---|
800万円コース | 700万円超800万円以下 | 1.7%〜4.8% |
700万円コース | 600万円超700万円以下 | 3.5%〜5.8% |
600万円コース | 500万円超600万円以下 | |
500万円コース | 400万円超500万円以下 | 4.5%〜8.8% |
400万円コース | 300万円超400万円以下 | |
300万円コース | 200万円超300万円以下 | 5.0%〜12.8% |
200万円コース | 150万円超200万円以下 | |
150万円コース | 100万円超150万円以下 | 6.0%〜14.8% |
100万円コース | 100万円 | |
100万円未満コース | 100万円未満 | 12.0%〜14.8% |
具体的な金利帯を見ていくと、借入限度額100万円未満の場合は年利12.0%〜14.8%という比較的高めの金利が設定されている。
一方で、限度額が増えるにつれて金利は段階的に下がっていき、300万円では年利5.0%〜12.8%、800万円では年利1.7%〜4.8%で借入が可能だ。
この金利設定の背景には、借入限度額の大きい利用者は一般的に年収や返済能力が高いと判断されるためだ。
ただし、実際に適用される金利は、年収や他の借入状況、返済実績などの総合的な審査結果によって決定される。
そのため、高い借入限度額の審査に通過しても、必ずしも最低金利が適用されるわけではない。
オリックス銀行カードローンは変動金利型
オリックス銀行カードローンは変動金利型を採用している。これは、市場金利の変動に応じて金利が変更される可能性がある仕組みである。
具体例を見てみよう。
- 借入額200万円
- 返済期間3年
- 金利12.8%
上記の条件で借入れた場合、毎月の返済額は約6.7万円、総返済額は約242万円となる。
仮に金利が1%上昇し13.8%になった場合、総返済額は約245万円になる。
変動金利の特徴を踏まえると、長期の借入を検討している場合は特に注意だ。
市場金利の上昇により返済総額が増加する可能性があるため、返済計画には余裕を持たせておこう。
他社とオリックス銀行カードローンの金利比較
オリックス銀行カードローンの金利は、年1.7%〜14.8%と大手銀行カードローンと比較してもほぼ同水準であり、消費者金融と比べると明らかに低い水準となっている。
ここでは主要な金融機関との金利比較を見てみよう。
カードローン | 金利 | 最高限度額 |
---|---|---|
オリックス銀行 | 年1.7%〜14.8% | 800万円 |
三井住友銀行 | 年1.5%〜14.5% | 800万円 |
みずほ銀行 | 年2.0%〜14.0% | 800万円 |
楽天銀行 | 年1.9%〜14.5% | 800万円 |
プロミス | 年4.5%〜17.8% | 500万円 |
アコム | 年3.0%〜18.0% | 800万円 |
三井住友銀行は年1.5%〜14.5%、みずほ銀行は年2.0%〜14.0%と、いずれもオリックス銀行とほぼ同等の金利帯を設定している。
一方、消費者金融のカードローンでは、プロミスが年4.5%〜17.8%、アコムが年3.0%〜18.0%と、最低金利・最高金利ともにオリックス銀行より高めの設定となっている。
借入限度額も比較のポイントとなる。オリックス銀行の限度額は最大800万円。これは三井住友銀行やみずほ銀行と同水準である。
プロミスの500万円と比べると、より大きな借入が可能となっている。
初めての借入なら上限金利で比較するべき
カードローンの初回利用時には、通常、上限金利が適用される可能性が高い。これは、新規利用者の返済能力や信用度を慎重に評価するためだ。
オリックス銀行カードローンの場合、上限金利は年14.8%に設定されている。
上限金利だけを見ると高く感じられるかもしれないが、実は他社と比較すると競争力のある水準であることが分かる。
消費者金融の上限金利が18.0%前後であることを考えると、オリックス銀行の14.8%という上限金利は相対的に低い設定になっている。
オリックス銀行カードローンの金利はどうすれば下がるのか
カードローンを利用する人の多くが気にしているのは、やはり金利ではないだろうか。
特に、初回利用時は比較的高めの金利が適用されることが多いため、金利を下げる方法への関心は高い。
オリックス銀行カードローンは、利用者の行動や状況に応じて金利を下げられる仕組みがいくつか用意されている。
- 利用実績の積み上げ
- 随時返済
- 増額
上記以外にも、他社への借り換えを検討したり、無利息サービスを活用したりするなど、様々な選択肢がある。
ここでは、それぞれの方法について詳しく解説していく。これらの方法を適切に活用することで、より効率的な借入を実現できるはずだ。
利用実績の積み上げ
金利引き下げの最も確実な方法は、利用実績の積み上げである。一般的に、6ヶ月以上の返済実績があると金利引き下げが期待できると言われている。
この金利引き下げの仕組みが機能する理由は、継続的な返済実績が借り手の信用力を実証するためである。
また、この金利引き下げは自動的に適用されるわけではない。通常、利用実績が一定期間積み上がった時点で、オリックス銀行側から金利引き下げの案内が届く。
場合によっては、利用者から金利の見直しを申し出ることも可能である。
随時返済(返済総額を減らす)
随時返済は、支払利息を効果的に削減できる方法の一つだ。オリックス銀行カードローンでは、毎月の約定返済額に加えて、いつでも追加の返済が可能となっている。
これにより、借入残高を早期に減らし、発生する利息を抑制できる。
随時返済の大きな利点は、柔軟性が高いことである。1,000円単位で、ATMやインターネットバンキングからいつでも追加返済が可能だ。
給与日や賞与時など、資金に余裕がある時期を見計らって実施できる。また、手数料は無料となっているため、返済額がそのまま元本の返済に充てられる。
ただし、無理な返済は新たな借入を招く可能性がある。随時返済を行う際は、計画的に実施していくことが望ましい。
増額
利用限度額の増額申請を行うことで、金利が低くなる場合がある。
オリックス銀行カードローンでは、借入限度額によって適用金利が異なる仕組みを採用しており、限度額が高くなるほど金利が低く設定される。
ただし、この増額には審査が必要であり、必ずしも希望通りになるわけではない。
審査では主に以下の項目が確認される。年収や他社借入を含む返済負担率、これまでの返済履歴、信用情報機関に登録された情報などである。
例えば、年収の1/3程度に総返済額が収まることや、延滞などの事故情報がないことが重要な判断材料となる。
増額申請を行う際は、事前に自身の返済状況や信用情報を確認しておこう。
金利が低い他社のカードローンへの借り換え
他社のカードローンと比較して金利が高い場合は、借り換えを検討することも一つの手段である。
特に消費者金融などでは低金利キャンペーンを行っている場合もある。そのため、自分に合った条件で借り換えることで金利負担を軽減できる可能性が高まるのだ。
借り換え先を選ぶ際は、以下の点に注意が必要である。
まず、実質的な金利負担を比較すること。キャンペーン金利は期間限定の場合が多いため、通常金利に戻った後の返済負担も考慮する必要がある。
次に、借り換えに伴う手数料や保証料の有無を確認すること。
さらに、限度額や返済条件が自身のニーズに合っているかも重要なポイントとなる。
なお、借り換えの検討時期としては、返済実績が6ヶ月以上あり、延滞などがない状態が望ましい。
この条件を満たすことで、より有利な条件での借り換えが期待できるはずだ。
無利息サービスの活用
無利息サービスを提供しているカードローンを利用することで、初期の返済負担を大きく軽減できる。
例えば、オリックス銀行カードローンでは新規契約日の翌日から最大30日間無利息で借入れ可能だ。この期間内に返済すれば、利息は発生しない。
他にも無利息サービスを提供しているカードローンとしては、プロミスやアコムなどがある。
カードローン | 無利息期間 | 適用条件 | 無利息サービス適用終了後の貸付利率 |
---|---|---|---|
レイク | 最大180日間 (5万円まで) 最大60日間 (200万円まで) | 初回契約時のみ | 12.0%〜18.0% |
アイフル | 最大30日間 | 初回契約日の翌日から | 3.0%〜18.0% |
アコム | 最大30日間 | 初回契約日の翌日から | 3.0%〜18.0% |
プロミス | 最大30日間 | 初回借入日の翌日から | 4.5%〜17.8% |
上記のサービスには以下のような注意点がある。
まず、適用条件がそれぞれ異なるということ。新規契約時の1回限りであったり、初回契約日の翌日からだったりする。
次に、期間内に返済できない場合は通常の金利が発生すること。借入時には確実に返済できる計画を立てておくべきだろう。
無利息サービスは適切に活用することで大きなメリットが得られるが、安易な借入れにつながらないよう、計画的な利用を心がけてほしい。
オリックス銀行カードローンの利息はいくらになるのか
借入額と金利は分かっていても、具体的な利息額や返済額を把握することは意外と難しい。
特に、返済期間が長期になる場合は、総支払額が当初の予想を大きく上回ることもある。
では、オリックス銀行カードローンの利息はどのように計算され、実際にいくらになるのだろうか。
ここでは、利息の計算方法から具体的なシミュレーション例までを詳しく解説する。
利息の正確な計算方法を理解し、返済シミュレーションを活用することで、より計画的な借入れと返済ができるはずだ。
利息の計算方法
オリックス銀行カードローンの利息は、1年を365日として日割りで計算される。利息の具体的な計算式は以下の通りである。
これに借入日数を掛けることで、対象期間の利息が計算できる。
例えば、100万円を年利14.8%で30日間借りた場合、1日あたりの利息は約406円(1,000,000円 × 0.148 ÷ 365)となり、30日間の合計利息は約12,180円となる。
ただし、実際の返済では元本と利息を合わせて返済することになる。また、毎月の返済により借入残高は徐々に減少していくため、支払う利息も月々減少していく。
なお、利息の計算は日々行われるが、支払いは毎月の返済日にまとめて行われる。借入残高が変動する都度、その時点の残高に基づいて新たに利息が計算される仕組みだ。
そのため、随時返済などで残高を減らすことで、以降の利息負担を抑えることが可能である。
借入前には利息と返済額のシミュレーションが重要
オリックス銀行カードローンを利用する前には、利息と返済額のシミュレーションが非常に重要になる。
シミュレーションをすることにより、自分がどれくらいの利息を支払うことになるかが明確になり、返済計画を立てる際に役立つ。
特に初めてカードローンを利用する場合は、事前にシミュレーションを行うことで不安を軽減できる点も大きい。
オリックス銀行のWEBサイトには、返済シミュレーターが用意されている。借入利率、借入希望額を入力することで、具体的な返済額を把握できる。
また、複数のパターンでシミュレーションを行うことで、最適な返済プランを見つけることも可能である。
返済額と返済期間をもとめる2種類のシミュレーションがある
返済計画を立てる際に活用できるシミュレーションは2種類ある。一つは返済額シミュレーション、もう一つは返済期間シミュレーションだ。
返済額シミュレーションは、借入金額、金利、返済期間を設定することで、毎月の返済額を算出するものである。
例えば、200万円を金利12.0%で3年間借入れる場合、毎月の返済額は約66,428円となる。このシミュレーションにより、毎月の家計に与える影響を具体的に把握できる。
一方、返済期間シミュレーションは、借入金額、金利、毎月の返済額を設定して、完済までの期間を算出する。
例えば、200万円を金利12.0%で毎月5万円ずつ返済する場合、完済までに約52ヶ月かかることが分かる。
これにより、希望する返済額で借入れを完済できるまでの期間を見通すことができる。
どちらのシミュレーションも、複数のパターンで試算することで、自身の状況に最も適した返済プランを見つけられるはずだ。
返済額シミュレーションの具体例
返済額シミュレーションを具体的なケースで見ていこう。ここでは、借入金額と返済期間の違いによって、毎月の返済額と総支払額がどのように変化するかを比較していく。
【ケース1】
- 借入金額:100万円
- 金利:12.0%
返済期間 | 毎月の返済額 | 総返済額 |
---|---|---|
1年 | 約88,848円 | 1,066,180円(利息:66,180円) |
3年 | 約33,214円 | 1,195,696円(利息:195,696円) |
5年 | 約22,244円 | 1,334,635円(利息:334,635円) |
3年返済の場合、毎月の返済額は約33,214円、総返済額は約120万円となる。
一方、5年返済にすると毎月の返済額は約22,244円まで下がるが、総返済額は約133万円に増加する。
次に、借入金額を300万円とした場合を見てみよう。
【ケース2】
- 借入金額:300万円
- 金利:10.0%
返済期間 | 毎月の返済額 | 総返済額 |
---|---|---|
1年 | 約263,747円 | 3,164,968円(利息:164,968円) |
3年 | 約96,801円 | 3,484,839円(利息:484,839円) |
5年 | 約63,741円 | 3,824,428円(利息:824,428円) |
3年返済では毎月の返済額が約97,000円、総返済額が約348万円。これを5年返済にすると毎月の返済額は約64,000円まで下がるが、総返済額は約382万円となる。
これらの比較から、以下の特徴が見えてくる。
返済期間を長くすると毎月の返済額は下がるが、その分総支払利息が増加する。
例えば100万円の借入れで返済期間を3年から5年に延ばすと、総支払額が約13万円増加する。
返済期間は可能な限り短くすることを考慮しよう。
返済期間シミュレーションの具体例
返済期間シミュレーションでは、毎月の返済額を固定した場合の完済までの期間を算出する。
具体的なケースを通じて、返済額の違いが返済期間と総支払利息にどのような影響を与えるかを見ていこう。
【ケース3】
- 借入金額:100万円
- 金利:12.0%
毎月の返済額 | 返済期間 | 総返済額 |
---|---|---|
30,000円 | 41ヶ月 | 1,222,473円(利息:222,473円) |
40,000円 | 29ヶ月 | 1,156,472円(利息:156,472円) |
50,000円 | 23ヶ月 | 1,121,337円(利息:121,337円) |
毎月の返済額を30,000円とした場合、完済までに約41ヶ月かかり、総支払利息は約22万円となる。
これを毎月40,000円に増額すると、返済期間は約29ヶ月まで短縮され、総支払利息は約15万円まで減少。
さらに毎月50,000円とした場合、返済期間が約23ヶ月となり、総支払利息は約12万円まで抑えられる。
この比較から見えてくるポイントは、毎月の返済額を増やすことで、返済期間の短縮だけでなく、総支払利息も大きく削減できるという点である。
例えば、毎月の返済額を30,000円から50,000円に増額することで、総支払利息を約10万円削減できるのだ。
ただし、返済額の設定は家計の状況を考慮し、無理のない金額にすることが重要である。
オリックス銀行カードローンの返済条件
ここでは、オリックス銀行カードローンの返済条件について、以下の3つの観点から詳しく解説していく。
- 約定返済と随時返済の違い
- 返済方法
- 最低返済額・返済日などの返済条件
オリックス銀行カードローンには、約定返済と随時返済の2つの返済方法があり、それぞれに特徴がある。
返済手段も複数用意されており、利用者の生活スタイルに合わせて選択が可能。また、最低返済額や返済日についても、しっかりと確認しておこう。
約定返済と随時返済の違い
オリックス銀行カードローンの返済方法は、約定返済と随時返済の2種類がある。
約定返済は、毎月決められた日に行う必須の返済だ。
返済額は借入残高に応じて自動的に設定され、約定返済日の14日前の午前3時時点の借入残高を基準に計算される。
例えば、借入残高100万円の場合、毎月の約定返済額は約3万円となる。この返済を怠ると、延滞として扱われ、信用情報に影響を与える可能性がある。
一方、随時返済は任意で行える追加返済である。
返済のタイミングや金額は自由に設定でき、1,000円単位で実行可能だ。具体的には、給与日に合わせた追加返済や、賞与時の大口返済などが該当する。
例えば、月々の約定返済3万円に加えて、毎月1万円を随時返済することで、返済期間の短縮や総支払利息の削減ができるのだ。
返済方法
オリックス銀行カードローンでは、利用者の生活スタイルに合わせて選択できる3つの返済方法を提供している。
それぞれの方法には特徴があり、状況に応じて使い分けることが可能だ。
1つめは口座引き落としによる返済である。
これは契約時に指定した金融機関の口座から自動的に引き落とされる方法で、約定返済に最適。
引き落とし手数料は無料で、返済日を意識する必要がないため、延滞のリスクを軽減できる。
2つめは、提携ATMを利用した返済だ。
セブン銀行やローソン銀行などのATMが利用可能で、この方法も手数料は無料となっている。1,000円単位での返済が基本だが、一部のATMでは硬貨(1円単位)での返済も可能だ。
24時間365日利用できる点が特徴で、急な返済や随時返済に便利である。
3つめは、振込による返済だ。
指定された返済用口座に振り込むことで返済が完了する。この場合は振込手数料が必要となるが、遠方からでも返済が可能という利点がある。
ただし、振込手数料は利用者負担となるため、頻繁な利用は避けたほうがいいだろう。
これらの返済方法を適切に組み合わせることで、より効率的な返済が可能となるのだ。
最低返済額・返済日などの返済条件
最低返済額は借入残高によって段階的に設定される。
借入残高10万円以下の場合は最低3,000円からスタートし、残高が増えるにつれて返済額も増加する。
例えば、借入残高100万円の場合は約3万円、300万円の場合は約9万円が最低返済額となる。これは、返済負担が過度に大きくならないよう配慮された設定だ。
返済日については、「10日」または「末日」のいずれかを選択する。
口座引き落としの場合、前日までに返済額を入金しておく必要がある。確実な返済を考えるなら、給与日に合わせて設定しておくといいだろう。
また、返済日は契約後でも変更は可能。生活スタイルの変化に応じて対応できる点は大きい。
ただし、返済額の変更には審査が必要となる場合がある。そのため、当初から無理のない返済条件を設定することが望ましい。
オリックス銀行カードローンの利息・返済額はどうすれば抑えられるのか
オリックス銀行カードローンには、利息や返済額を抑えるための方法がいくつか用意されている。
ここでは、次の3つの方法を解説する。
- 繰り上げ返済を活用する
- 一括返済を検討する
- 返済シミュレーションを利用する
計画的に実行することで、総支払額を大幅に削減できる場合もある。ぜひ本情報を参考にして、自分に合った適切な返済方法を選択してほしい。
繰り上げ返済を活用する
繰り上げ返済は、支払利息を大幅に削減できる効果的な方法である。
オリックス銀行カードローンでは、毎月の約定返済に加えて、任意のタイミングで追加の返済を行うことができる。
この仕組みを活用することで、借入残高を早期に減少させ、総支払額を抑制することが可能となる。
具体的な効果を見てみよう。
- 借入額:200万円
- 金利:12.0%
- 返済期間:5年
上記の場合、通常の返済では総支払額は約284万円となる。
1年後に50万円の繰り上げ返済を行い、返済期間を短縮した場合は次のような結果になる。
- 返済期間:1年2ヶ月短縮
- 減少する利息額:約23.7万円
減少する利息額の約23.7万円が繰り上げ返済による節約効果となる。
繰り上げ返済の実行は非常に簡単である。提携ATMやインターネットバンキング、スマホからでも手軽に実行可能だ。
給与日や賞与時など、資金に余裕がある時期を見計らって実施すると、無理なく継続的な返済ができるはずだ。
一括返済を検討する
一括返済は、利息の発生を即座に止められる最も効果的な返済方法である。
借入残高の全額をまとめて返済することで、以降の利息発生を完全に防ぎ、総支払額を最小限に抑えることができる。
例えば、残債200万円、金利12.0%で残り3年の返済期間がある場合、通常の分割返済では約25万円の利息が発生する。
これを一括返済することで、この利息を完全に回避することが可能となる。特に残債が大きく、返済期間が長い場合は、一括返済による節約効果が顕著となる。
ただし、まとまった資金が必要となるため、賞与時や退職金受け取り時など、資金に余裕がある時期を選んで実行することが望ましい。
返済シミュレーションを利用する
返済シミュレーションは、借入れ前に返済計画を具体的に検討できる重要なツールである。
例えば、金融庁などが提供するシミュレーターを利用すると、自身の経済状況に最適な返済プランを立てられる。
シミュレーションでは主に、「借入利率」「借入金額」「支払い回数」などを入力する。その結果として、「総返済額」や「利息」が表示されるのだ。
例えば、100万円を金利14.0%、1年(12回)払いで借入れる場合は以下のようになる。
- 返済金額:1,078,070円
- うち利息金額:78,070円
- 毎月返済額:89,000円
また、複数のパターンでシミュレーションを行うことで、返済期間と総支払額の関係も把握できる。
上記の例で、2年(24回)払いにした場合、返済の総支払額は約1,152,340円、うち利息金額は約152,340円となり、毎月の返済額は48,000円。
このように、返済期間の設定が総支払額や毎月の返済額に大きく影響することが分かる。
シミュレーション結果を基に、無理のない返済計画を立てることが重要である。
オリックス銀行カードローンのメリットは何か
オリックス銀行カードローンは、金利以外にも利用者の利便性を高める様々なメリットを備えている。
- 提携ATMの手数料が無料で利用できる
- 初めて利用する人は30日間の無利息期間がある
- 口座開設不要で借入できる
- 保険と一体化したプラン「Bright」が選択できる
これらのメリットを理解することで、カードローン選びの判断材料としてほしい。
提携ATMの手数料が無料で利用できる
オリックス銀行カードローンの大きな特徴の一つが、全国の提携ATMネットワークを手数料無料で利用できる点である。
提携ATMネットワークは非常に充実している。
- セブン銀行
- ローソン銀行
- イーネット
- イオン銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- 西日本シティ銀行
- ゆうちょ銀行
上記のようにコンビニやスーパーをはじめ、全国の主要な銀行ATMも利用可能。
24時間365日利用できるATMも多く、急な資金需要や返済にも柔軟に対応できる。
このような手数料無料のサービスは、頻繁に取引を行う利用者にとっては大きなメリットとなるだろう。
初めて利用する人は30日間の無利息期間がある
オリックス銀行カードローンは、新規契約者向けに30日間の無利息サービスを提供している。
この特典は、契約日の翌日から最大30日間利用でき、期間内に返済すれば利息が一切発生しない。
例えば、100万円を金利14.8%、1年(12回)払いで借りた場合、最初の30日間の利息は約12,300円発生する。
この無利息サービスを利用すれば、この利息を完全に回避できるのだ。
ただし、このサービスを活用する際は以下の点に注意が必要である。
まず、この特典は新規契約日の翌日から30日間であること。借入日の翌日ではない点には注意が必要だ。次に、無利息期間終了日の翌日から通常金利が適用されることだ。
30日以内という短期の資金需要が生じた場合は、積極的に活用を検討してもよいだろう。
口座開設不要で借入できる
オリックス銀行カードローンの大きな特徴として、新規の口座開設が不要である点が挙げられる。
通常、銀行カードローンでは新規の口座開設が必要となり、その手続きに時間がかかることが多い。
しかし、オリックス銀行カードローンでは、既存の他行口座を利用して借入れができる。
例えば、普段使用している給与振込口座をそのまま返済口座として設定できるため、新たな口座管理の手間も省けるのだ。
特に初めてカードローンを利用する人にとっては大きなメリットに感じるのではないだろうか。
保険と一体化したプラン「Bright」が選択できる
オリックス銀行カードローンの「Bright」は、借入れと保障を組み合わせた独自のプランである。
このプランの最大の特徴は、がんと診断された場合や、事故などで高度障害状態となった場合に、借入残高が保険金で返済される点にある。
例えば、借入残高200万円の状態でがんと診断された場合、その残高全額が保険金で返済される仕組みとなっている。
通常、同様の保障を得るためには別途保険料を支払う必要があるが、「Bright」では金利に保険料が含まれているため、追加の負担は発生しない。
保障内容に比べて、コスト面でも優位性がある特徴的なプランと言える。
オリックス銀行カードローンの金利を理解して賢い借入を実現しよう
本記事では、オリックス銀行カードローンの金利とその活用方法について詳しく解説した。
オリックス銀行カードローンの金利は、大手銀行カードローンと同水準で、消費者金融と比べると低めの設定となっている。
年1.7%から14.8%という金利帯は、市場における競争力の高さを示している。
金利を下げるための方法としては、返済実績の積み上げ、随時返済の活用、限度額の増額申請などが有効である。
また、返済シミュレーションを活用することで、具体的な返済計画を立てることが可能だ。
借入額や返済期間による総支払額の違いを事前に把握し、自身の経済状況に合った返済プランを選択することが重要である。
さらに、全国の提携ATMの手数料無料や30日間の無利息サービス、保険プラン「Bright」など、利便性の高いサービスも用意されている。
計画的な借入れと返済を考えている方は、ぜひオリックス銀行カードローンの利用を検討してみてはいかがだろうか。