- なぜ投資の勉強が重要なのか知りたい
- おすすめの投資勉強方法を教えてほしい
- 投資を勉強するときの注意点を教えてほしい
投資を始めようと考えているものの「勉強方法が色々あって正解がわからない」「何から始めればよいかわからない」と悩んでいる人も多いだろう。
そもそも資産運用に勉強は必要なのかと疑問に感じている人もいるかもしれない。
しかし、投資の勉強は資産運用を成功させる上で非常に重要だ。
勉強方法については、実績のある著者のノウハウを学べる本・雑誌や、無料で手軽に学べるYouTube動画などから始めてみるとよいだろう。
本記事では、投資のおすすめ勉強方法を5つに厳選して紹介する。
投資初心者が資産運用を始める手順についても解説しているので、投資の始め方や勉強方法がわからない人はぜひ参考にしてほしい。
資産運用の勉強が重要な理由

まずは資産運用をする上で、勉強が必要になる理由を紹介する。
投資に勉強が必要なのか、そもそも資産運用が必要なのか疑問に感じている人は、ぜひ確認してみてほしい。
将来の不安に備えるために資産運用は必要
将来への漠然とした不安に備えるためには、資産運用の勉強をする必要がある。
近年では「人生100年時代」「少子高齢化」などにより、将来に不安を感じている人も多いだろう。
しかし、将来に向けて計画的に資産運用を行えば、将来のお金に関する不安が大幅に軽減されるだろう。
そして自分にあった資産運用をする上で、投資の勉強は必要不可欠となる。
資産運用の勉強はインフレ対策に有効
資産運用の勉強をして株式や不動産を運用し始めると、インフレ対策にもなる。
現金以外の資産を保有しておけば、お金の価値が下がった際(インフレ)に、現金だけを所持している人と比べて、資産価値の目減りを防げるためだ。
反対に、投資の勉強をせずに現金だけを持ち続けていた場合、インフレに対応できず損をしてしまうリスクがある。
年々高まる物価に不安を感じている人は、現金以外の資産を保有してみよう。
リスク管理の重要性も理解できる
資産運用の勉強を進めていけば、投資においてリスク管理が重要であると理解できるだろう。
リスク管理とは、投資において何がリスクか、投資先にどのようなリスクがあるかを理解し、適切なリスクの範囲内で投資をすることだ。
投資はリターン(投資で得られる利益)の期待値が高いほど、リスクが高まりやすい傾向にある。
リスクと聞くと「危険」「危ない」などをイメージしやすいが、資産運用においてリスクとは「リターンの不確実性」を指す。
リターンの不確実性とは、金融商品の値動きの振れ幅が大きく、多額の利益が出ることもあれば、損失も大きくなりやすいという意味だ。
株式を保有している場合は株価が変動するリスク、海外に投資している場合は為替が変動するリスクなどがある。
リスク管理をする上では、自分がどこまでリスクを許容できるかどうかが重要となる。
一時的に損失が出ても耐えられるか、価格の振れ幅に対してどこまで許容できるかを考慮して、資産運用の方法を決めると良いだろう。
金融知識の向上により投資先が増える
資産運用の勉強により金融知識が高まると、投資先の選択肢が増えるメリットがある。
投資初心者でも、プロに運用をお任せできる投資信託を利用すれば手間をかけずに投資できる。
なるべく手間をかけずに投資を始めたい人は、全世界に投資できる銘柄や、分散効果の期待できるバランスファンドを選ぶとよいだろう。
ただし、投資信託だけでも投資先やファンド内に含まれる金融商品、運用方法など銘柄によって様々な違いがある。
そのため、自分にあった投資先を選ぶためには、資産運用を始める前に勉強しておくのが効果的だ。
個別株や現物不動産、仮想通貨などに投資する場合も、事前に勉強をして自分にあっているか検討した上で始める必要がある。
資産運用の勉強をすることで投資先の選択肢が広がり、自分にあった投資がしやすくなるだろう。
投資のおすすめ勉強方法5選

投資でおすすめの勉強方法は次の5つだ。
- 本・雑誌
- YouTube動画
- インターネット検索
- 無料セミナー
- お金のスクール
それぞれのメリット・デメリットや、向いている人を紹介していく。
本・雑誌:初心者でも入りやすい勉強方法
メリット | デメリット |
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著名な人物のノウハウが学べる 隙間時間でも学習できる | 購入する場合数百円〜数千円のお金がかかる 最新情報でない可能性がある |
本や雑誌は、手に取りやすく初心者でも始めやすい勉強方法だ。
本や電子書籍は持ち運びがしやすく、隙間時間に勉強が可能で効率も良い。
著者は業界内で著名な人物や権威性のある人物であるケースが多く、海外を含めた成功者のノウハウを手軽に学べる。
ただし媒体が本である以上、Webメディアと異なり一度発行すると情報の更新が難しいデメリットがある。
改訂版として情報が更新されるケースもあるが、最新情報ではない可能性がある点に注意しよう。
何から手をつければ良いかわからない場合は、近くの図書館や本屋、電子書籍を利用して本や雑誌から勉強を始めてみてほしい。
YouTube動画:無料で手軽に投資について学べる
メリット | デメリット |
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長くても30分程度で見終わる 無料で学習できる エンタメ性が高い | 信頼性を確かめにくい 利益目的で発信している場合もある |
無料かつ手軽に投資について勉強したい人には、YouTube動画での学習がおすすめだ。
大手動画サイト「YouTube」では、お金について学べるチャンネルが多数存在する。
動画の尺は長くても30分程度なため、隙間時間にサクッと勉強ができるだろう。
編集力が高い、エンタメ性が高いチャンネルであれば、楽しみながら勉強ができる利点もある。
デメリットとしては、本や雑誌と異なり発信者が信頼できるかどうか判断が難しい点が挙げられる。
利益を得ることを最優先としている発信の場合は、あまりおすすめできないサービスを強引に勧めるケースもある。
とはいえ信頼できる発信者を見つけられれば、無料で手軽にお金について学べるコンテンツと言えるだろう。
インターネット検索:気になるワードを今すぐ調べられる
メリット | デメリット |
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無料で気になるワードを検索できる スマホやパソコンがあればよい | 情報が誤っている 古い可能性がある |
インターネット上で気になるキーワードを検索すれば、知りたい情報を今すぐ調べられる。
例えば「資産運用 おすすめ」で検索すれば、資産運用のおすすめ方法を紹介するWebサイトがヒットするだろう。
インターネット検索をする上で注意したいのは「情報が誤っている」「情報が古い」可能性がある点だ。
正確な情報を検索したい人は、金融庁や財務省など公的機関や論文に絞って検索するとよい。
なお「資産運用ナビ」と検索すれば、資産運用のプロを検索できるサービスである資産運用ナビにアクセスできる。
投資の勉強がうまくいかない人や、プロのアドバイスを受けたい人は利用を検討してみてほしい。
マネースクール:投資について体系的に学べる
メリット | デメリット |
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お金の専門家から指導を受けられる 独学よりも体系的に学べる | 受講料が高くなりやすい 通学する場合は時間が拘束される |
独学の勉強が難しく、限界を感じる人は、お金について学べる投資スクールを検討しよう。
独学と異なりカリキュラムに沿っての学習が期待できるため「何から勉強するか」「どう勉強するか」などに悩まされず、投資の勉強を進められる。
ただし、受講料は月数千円〜数万円と、他の勉強方法より高くなりやすい点に注意が必要だ。
無料セミナーと同様、信頼できるサービスであるかどうかも事前にチェックしておくとよいだろう。
投資スクールの一例は以下の通りだ。
- ABCash
スクールの特徴を詳しく紹介する。
ABCash
ABCashは、金融知識をつけたい女性におすすめの投資スクールだ。
資産を守るための知識から資産運用でお金を増やす知識まで、お金に関する幅広い知識が身につく。
トレーニングや相談がマンツーマンな点が魅力で、一人ひとりに合わせた効率的なトレーニングが期待できる。
今ならオンラインでも可能な無料体験も実施中なので、投資初心者の女性はぜひ申し込んでみよう。
無料セミナー:専門家の講義を受けられる
メリット | デメリット |
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疑問点を質問できる場合がある 他の投資家と交流できる可能性もある | 怪しい投資勧誘に注意が必要 |
無料セミナーに行ってみるのも選択肢の一つだ。
金融会社やマネースクールは、新規顧客獲得のために無料でセミナーを開催している場合がある。
セミナーに参加すれば、わからない点を専門家に聞く機会があったり、他の投資家との交流ができる可能性があるだろう。
ただし、無料セミナーに行く場合は「信頼できるセミナーか」「講師選びは問題ないか」などに注意する必要がある。
中には怪しい投資勧誘を行うセミナーもあり、金融庁でも注意喚起が行われている。
“オイシイ投資話”がきても、すぐに飛びつかず、一度、ゆっくり、しっかり考えて、慎重・冷静に判断してください。
出典:金融庁「“オイシイ投資話”にご注意!!!!」
事前に運営会社や口コミを確認して、信頼性の高いセミナーに参加しよう。
投資初心者は何から勉強すべき?

投資をどのような手順で勉強すべきか悩む人は、以下の順番で勉強を進めよう。
- 資産運用の必要性
- 投資のリスク・リターン
- 投資の種類
それぞれについて詳しく解説する。
1.資産運用の必要性を深掘りする
まずは、なぜ自分に資産運用が必要であるか掘り下げよう。
例えば子どもがいる場合は、学費や習い事などの養育費のためにまとまったお金が必要になるだろう。
個人事業主の場合は、老後のお金を用意するために自分で年金を準備する必要があるかもしれない。
自分にとってなぜ資産運用が必要であるかを理解すると、将来必要な資産額や投資先が具体性を増してくる。
さらに計画的に資産運用を進めたい人は、人生のイベントを書き出していく「ライフイベント表」や収支状況をシミュレーションする「キャッシュフロー表」の作成がおすすめだ。
2.投資のリスク・リターンについて勉強する
次に、投資のリスク・リターンについて勉強しよう。
投資には、基本的に元本割れのリスクがある。リスクを甘く見積もっていると、価格が下落した際に耐えられず、冷静な判断ができないケースがある。
リスクをあまり取りたくない人は、まずは債券投資から始めてみるとよいだろう。
適切な投資には、適切なリスク許容度の把握が必要となる。
3.投資の種類を理解する
リスク・リターンについて把握したら、投資の種類について理解を深めよう。
投資には以下のような様々な種類があり、それぞれ金融商品、リスク、リターンなどの特徴が異なる。
- 株式投資
- 投資信託
- 債券投資
- 不動産投資
- FX(外国為替証拠金取引)
- 仮想通貨投資
初心者におすすめなのは、少額から分散投資が可能な投資信託だ。低リスクで株式・債券・不動産など様々な金融商品に投資できる。
ある程度リスクを取れる人は、株式投資や不動産投資なども検討しよう。
また、お得に投資したい人は、運用益が非課税になるNISAやiDeCoなどの制度についても勉強しておくとよいだろう。
初心者が投資の勉強を始めるときに知っておくべき注意点

初心者が投資を勉強する上で知っておきたい知識についていくつか紹介する。
これから資産運用を始めたいと考えている人は、ぜひ一度確認してほしい。
情報・サービスの信頼性は事前に確認する
投資の勉強をする際は、情報元が正確な情報を発信しているか確認する必要がある。
投資について勉強できるメディアや動画、スクールなどは数多く存在するが、中には自分(自社)が儲けることだけを考えているサービスもある。
特に、投資をする上で「必ず儲かる」「月利で数%の儲けが出る」など、怪しい勧誘や申し込みを促す情報やサービスは要注意だ。
利用するサービスが信頼できる情報元からデータを引用しているか、サービス自体の評判はどうかなどを勉強する前にチェックしておこう。
短期で大きく儲けようとするのは危ない
投資初心者は、いきなり一攫千金は狙わず、長期・積立・分散を基本として勉強をしよう。
短期で大きく儲けようとすると、リスクを見誤り損失を出し、すぐに資産運用をやめてしまう結果となるかもしれない。
少額からコツコツ積立していき、成功体験を積み重ねていくことで、自信につながっていく。
資産の種類や投資タイミングを分けてリスクを分散する「分散投資」についても理解し、安定して利益を出すコツをまずは学習しよう。
情報のアップデートは常に行う
資産運用を続けるのであれば、投資に関する情報は常にアップデートをしよう。
投資に関する情報(経済状況や金融制度の変更)は変化するため、対応するには継続的な学習が必要だ。
例えば、2024年1月にはNISA制度が変更され、非課税保有期間が無期限になる、年間投資枠が拡大(年間360万円)するなど大きく変更された。
結婚や子育て、定年退職など、ライフステージの変化により価値観や投資スタンスが変わる可能性もある。
資産運用の変更に対して柔軟な対応ができるよう、投資の勉強は継続的に続けていきたい。
投資の勉強はまず本や動画から始めるのがおすすめ!

「老後にお金は足りるだろうか」「子どもの養育費は大丈夫なのか」などの将来に向けた不安への対策としては、投資の勉強が効果的だ。
将来必要となるであろうお金がいくらかなのか、資産を増やすためには何をすればよいかなどが理解できれば、老後の備えやインフレ対策などに役立つだろう。
何から勉強すればよいか悩む人は、まず資産運用がなぜ必要なのかを理解するところから始めてみよう。
投資の勉強方法としては、本やYouTube動画などが初心者でも手軽に入りやすく、おすすめの方法だ。
ただし、情報の発信元が正しいデータを引用しているか、信頼できる情報を扱っているかなどは、事前にチェックする必要がある。
本やYouTube動画で学習するのは不安な人は、信頼性の高い運営会社が開催している投資セミナーへ申し込んでみよう。
本記事の情報を参考にして、適切な資産運用の勉強を始めてみてほしい。