- 米国株のおすすめ銘柄が知りたい
- 自分に合った米国株銘柄を選ぶ方法が知りたい
- 米国株投資の情報収集をする方法がわからない
米国株式市場は長期にわたって高いパフォーマンスを示している。
過去30年間で、NYダウは約10倍、ナスダック100指数は約20倍に上昇した。長期的な上昇トレンドは米国株の大きな魅力の一つだ。
若い世代から年金生活の人のなかで、資産運用をするなら、ぜひ米国株への投資を検討してみて欲しい。
ただし、米国株の銘柄は非常に多く、どの銘柄を選んで良いのか悩んでしまう人は多い。
高配当株や成長が見込める銘柄、おすすめのETFなど、市場を理解していなければ、最適な銘柄を選ぶことは難しいだろう。
そこで、この記事では米国株の銘柄について詳しく解説する。
おすすめの米国株や年代別の投資戦略を紹介するので、ぜひ資産運用に役立てて欲しい。
米国株の選び方とは?目的によって買うべき株が異なる

資産運用で長期保有するなら、米国株がおすすめだ。米国株の銘柄を選ぶとき、どのような企業に投資するのかによって、選ぶべき銘柄は異なる。
- 業績の成長や将来性のある企業
- 財政状況が安定している企業
- 安定性のあるビジネスモデルを持つ企業
- 利回りの高い企業
- 過去の配当実績が高い企業
それぞれの特徴を紹介する。米国株の銘柄を決めるときに参考にして欲しい。
業績の成長性や将来性のある企業を選ぶ
株価は、短期で見れば上昇や下落を繰り返している。
たとえば、「この企業は成長する」と判断する人が多ければ、その企業の株価は上がり、安定した投資が期待できる。
一方で、「この企業は経営が厳しい」と判断する人が増えれば、保有株は売却されていき、株価は下落の一途をたどる。
企業の業績が成長したり、将来性が明るかったりする銘柄を選べば、安定した資産運用が可能だと言える。
財務状況が安定している企業を選ぶ
企業の財務状況が悪化すると、企業の存続が危ぶまれる。決算の発表などで株価が下落するのは、決算の数字が予想より悪かったり、成長性が見込めない業界であったりする。
財務状況が安定していない企業は、万が一のリスクに耐えられる体力が少ないと考えられる。
そのため、世界情勢や業界の動きによって、すぐに倒産してしまう可能性があるのだ。
株式は、企業が倒産してしまうと紙切れ同然となってしまい、投資すればするほど大きな損失に繋がる。
リスク回避や安定した資産形成に繋げるなら、財務状況が安定した企業を選ぼう。
安定性のあるビジネスモデルを持つ企業を選ぶ
安定したビジネスモデルを持つ企業とは、業界の中でも長年にわたって多くの人に受け入れられている企業だと考えられる。
ブランド力や飲食・生活において需要の高い業界などでは、安定したビジネスモデルを確立している企業が多い。
競合企業が集うなか、長年にわたってビジネスモデルを築いている企業なら、経済危機が起きたときでも、大きな下落を避けて資産運用が継続できるだろう。
利回りの高い企業を選ぶ
利回りの高い企業なら、少ない投資額でも高い配当金が得られることから、個人投資家から高い人気を誇っている。
利回りとは、株価に対する配当金の割合のことを指す。株価と配当金が分かれば、「1株あたりの配当金÷株価×100」で計算することができる。
たとえば、1株あたりの株価が5,000円で、配当金が100円だった場合は、その株の利回りは2%ということになる。
少額での資産運用を検討しているなら、利回りの高い銘柄を探してみる方法もおすすめだ。
過去の配当実績が高い企業を選ぶ
過去の配当金実績が高い企業なら、安定した資産運用が期待できる。
配当金は、企業があげる利益によって変わる。利益に対してどれだけ配当として分配するかは、企業によって異なる。
おすすめの米国株

おすすめの米国株6選を紹介する。
銘柄 | ティッカー | セクター | 最低購入金額 | 予想配当利回り | 配当月 |
---|---|---|---|---|---|
アマゾン・ドット・コム | AMZN | オンライン小売業 | 33,738円 | 配当なし | なし |
アップル | AAPL | テクノロジー | 38,174円 | 0.41% | 2月、5月、8月、11月 |
コカ・コーラ | KO | 生活必需品 | 9,820円 | 3.10% | 3月,6月,9月,11月 |
エヌビディア | NVIDIA | テクノロジー | 21,148円 | 0.06% | 3月,6月,9月,12月 |
テスラ | TSLA | 一般消費財 | 66,804円 | 配当なし | なし |
インテル | INTC | 情報技術 | 30,645円 | 1.92% | 2月、5月、8月、11月 |
※為替レート(ドル/円)157円
それぞれの銘柄の企業について、事業内容や今後も期待できる理由を詳しく解説する。
実際に投資している人の声も紹介するので、銘柄を検討する際の参考にしてみて欲しい。
アマゾン・ドット・コム(AMZN)
アマゾン・ドット・コムは、日本の各地に大型倉庫を置き、配送スピードの速さが特徴のオンライン小売業の企業だ。買い物で、アマゾンを利用している人も多いことだろう。
アマゾン・ドット・コムは、米国ワシントン州のシアトルに本社を置いている。事業は多岐に渡り、営業利益の半数以上がクラウド事業であることも大きな特徴だ。
なお、事業を展開しているのは、日本を含めて世界12ヵ国となっている。
多くの人が知る、世界最大級のECサイトを展開しており、今後も需要に合わせて成長していく企業だと言っても過言ではないだろう。
実際に、アマゾン・ドット・コム(A3311)に投資している人の声を紹介するので、参考にしてみよう。

今後も需要がある会社で伸びている会社だ。これからの時代にもマッチした事業を行っている。



もはや世界をけん引しているといってもいい会社だ。何も考えずに投資していても損失は出ないだろうと思っている。
アップル(AAPL)
アップルは、米国のカリフォルニア州に本社を置く。ハードウェア品を販売したり、ソフトウェアやプラットフォームなどのサービス市場も展開している企業だ。
急速に普及したスマートフォン事業で、iPhoneを誕生させた企業でもある。
事業売上の8割はiPhone製品で、MacやiPad、Apple Watchなどの製品販売も行っている。残りの2割は、アプリストアなどサービス事業で成り立っている。
iPhoneの売上は年々上昇しており、若い世代にも人気がある。今後は、プラットフォーム事業なども期待できる企業だと言えるだろう。
アップル(A0030)に投資している人からは、以下のような声がある。



言わずと知れた大企業でしばらくの間は成長が見込めると考えた。



スマートフォンを中心に、近年ではAiに力を入れるなど様々な革新的な製品を開発しており、長期的な成長性と安定収益が魅力。



アップルを2012年から持っている。円高の時代に買っていて、少しずつ買い増している。



チャートの上昇率が高くこれからも益々成長していく企業だと思う。
コカ・コーラ(KO)
コカ・コーラは、米国のアトランタに本社を置く、世界最大の清涼飲料水メーカーの企業だ。
利益率が高いコカ・コーラは、製品としてのブランド力と需要の高さから、競合他社からの参入を許さない。また、販売網に優れており、営業力も備えている企業だ。
コカコーラ(2579)は、すでに成熟した企業だと言われる一方で、今後も成長力のある企業だと言えるだろう。
米国株式投資でコカ・コーラ(2579)を選んでいる実際の声を紹介する。



これからも米国経済を支えていく企業で、今後もなくなる事がない企業だと思う。



生活必需品セクターで不況時にも強く、60年以上連続増配している。買っておけば安定したキャッシュゲインを得られる。
エヌビディア(NVIDIA)
エヌビディアは、米国カリフォルニア州サンタクララに本社がある。
高性能3Dグラフィックスのソフトウェアやハードウェアの開発から販売を手掛けており、AI開発も活発な企業だ。
AIに必要となるAI半導体チップは、世界シェアの8割を担っており、生成AIをはじめとして、爆発的な進化で事業を急拡大している。
3Dグラフィックスは、医療や建築分野など幅広く拡大されているため、今後も需要の増加が見込まれる企業だと言えるだろう。
エヌビディア(A2369)に投資している人からは、以下のような口コミがある。



大本命であり、非常にホットな銘柄である同社を保有していないというのはあり得ない。



米国株は順張りが良いと思うから。今も株価はあがっているが将来性を期待すると今でも割安だと思う。



伸び率の高い企業のため。半導体指数はこの銘柄の影響を大きく受けている。



役員も手放しピークも迎えた感があるが、これから更なる飛躍を遂げる可能性もゼロではない、それだけAIは発展性があると感じる。
テスラ(TSLA)
テスラの本社は、米国のテキサス州だ。電気自動車の製造や販売が主だが、産業や家庭用の太陽光発電事業にも力を注いでいる。
テスラは、今後の電気自動車事業の発達に注目したい企業である。
また、世界各国では、地球温暖化への環境問題で化石エネルギーから再生エネルギーへの転換が推進されている。
そのため、テスラ(A5861)の太陽光事業の拡大には、注目しておきたい銘柄だ。
テスラに投資している人の声には、以下のような内容がある。



今は一時的に下向いてるが、このまま終わるとは考えられない。EV領域以外の分野の成長も期待される。



テスラは、有名銘柄なのでおすすめ。これらの銘柄が入っている投資信託を運用している。
インテル(INTC)
インテルは、半導体や電子部品を設計・開発し、販売している企業だ。
クラウドやデータセンターに向けて、大規模なAI導入に必要なハードウェアやソフトウェアを提供していることも大きな特徴だ。
半導体を巡った価格競争などで、インテルは自社製品の需要が落ち込んだ。しかし、インテルは事業のテコ入れを開始し、失った市場シェアへの回復や新事業が期待されている。
インテルに投資している人からは、「半導体市場の過熱感はまだまだあると感じている」とく声が上がっている。
馴染みのある大手企業でもあり、今後の巻き返しを期待するなら、保有しておきたい銘柄だと言えるだろう。
米国株でおすすめの高配当株


米国株でおすすめの高配当株の銘柄を6選紹介する。
銘柄 | ティッカー | セクター | 最低購入金額 | 予想配当利回り | 配当月 |
---|---|---|---|---|---|
ベライゾン・コミュニケーションズ | VZ | コミュニケーション | 6,269円 | 6.72% | 1月、4月、7月、10月 |
アッヴィ | ABBV | ヘルスケア | 27,566円 | 3.51% | 1月、4月、7月、10月 |
フォード・モーター | F | 一般消費財 | 1,551円 | 7.06% | 2月、5月、8月、11月 |
AT&T | T | コミュニケーション | 3,572円 | 4.90% | 1月、4月、7月、10月 |
コメリカ | CMA | 金融 | 9,602円 | 4.64% | 3月、6月、9月、12月 |
アムコアテクノロジー | AMKR | テクノロジー | 1,476円 | 5.42% | 2月、5月、9月、11月 |
※為替レート(ドル/円)157円
それぞれの銘柄の企業について、事業内容やおすすめの銘柄である理由を紹介する。
実際に投資している人の声も紹介するので、銘柄を検討する際の参考にしてみて欲しい。
ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)
ベライゾン・コミュニケーションズは、無線や有線通信サービスを事業とする企業で、ニューヨークに本社を置いている。
高額配当の大型株として注目を集めており、株価が上がれば大きな利益を得られる可能性が高い。
2024年12月20日現在は、ベライゾン・コミュニケーションズ(A1101)の株価は割高になっている。
しかし、株価が38.73ドルを下回ると安全圏と言われているので、ぜひ注目しておいて欲しい。
アッヴィ(ABBV)
アッヴィは、世界的な医薬品メーカーだ。がん治療やアルツハイマー、パーキンソン病などへの治療薬を開発・製造している。
米国ノースシカゴに本社があり、世界175ヵ国以上で医薬品製品を販売している。
コロナショックで、大きく成長したアッヴィ(A6235)は、近年何度も高額配当株として注目を集めてきた。
世界が落ち着きを取り戻すと、株価も落ち着いているが、まだ高い配当利回りを維持していると言える。
製薬会社として、不景気でも下値が堅いアッヴィの株式は今後も高配当が期待できると考えられるだろう。
フォード・モーター(F)
フィット・モーターは、米国の自動車メーカーとして、GMと肩を並べるほどの大手企業だ。高級車「リンカーン」を取り扱う企業で、コロナ禍以降、卸売台数も順調に回復している。
米国ミシガン州のディアボーンに本社を置く、グローバル企業の1つだ。
フィット・モーター(A0235)は、高い利回りで高配当が狙える株式だが、コロナショックのように経済が停滞するようなことがあると、自動車産業のあおりを受けて、下落するリスクも大きい。
判断を間違わなければ、高い利益が狙える高配当株式の1つと言っても過言ではないだろう。
AT&T(T)
AT&Tは、通信やテクノロジーサービスを提供している企業で、米国テキサス州のダラスに本社を置いている。
企業ネットワークを設計から保守まで、一括して提供しているAT&Tは、インターネットや電話、無線など米国最大の通信会社で、グローバルに事業を展開している。
AT&T (A0662)は、業績も安定しており、携帯電話と光ファイバー網への投資が実を結べば、2027年には2桁の増益率になると予想されている。
利回りも高いAT&T (A0662)なら、今後大きな配当が期待できそうだ。
コメリカ(CMA)
コメリカは、商業ローンやキャッシュマネジメント、外国為替管理サービスなどを、中小企業から政府機関まで、幅広く提供している金融サービス企業だ。
本社は、米国テキサス州のダラスにある。
そのほか、事業戦略として3つのセグメントを展開しており、2024年9月期の決算では、アナリストの四半期予想を8.1%上回る結果を出している。
不良債権も減少しており、信用状態も安定していると考えられるだけでなく、コメリカは利回りが高いことから、高額配当を狙いたい人にはおすすめの株式銘柄だ。
アムコアテクノロジー(AMKR)
アムコアテクノロジーは、米国アリゾナ州のテンペに本社を置き、半導体製造の事業で韓国で創立された企業だ。
日本や韓国、ベトナムなど12ヵ国に事業を展開している。
2024年12月20日現在、高配当株として注目を集めるアムコアテクノロジーの株価は割安となっている。
半導体製造事業の「後工程」に特化したアムコアテクノロジーは、世界トップシェアの売上だ。
今後、株価が上昇すると大きな配当が見込めるため、割安なときに購入しておきたい株式だと考えられる。
おすすめの米国株ETF


米国株でおすすめのETFについて、それぞれ特徴やおすすめの銘柄を紹介する。
- S&P500に連動
- NASDAQ100に連動
- 全米株式に連動
- 米国高配当銘柄に連動
目標とする資産形成に向けて、米国株のETFを検討するときは、参考にしてみて欲しい。
S&P500に連動するETF
「S&P500」は、米国を代表する500社で構成された株式で、米国株式の時価総額において約80%も確保している。
S&P500の企業には、アップルやアマゾン・ドット・コム、マイクロソフトなどが含まれる巨大IT企業の「GAFAM」がある。
長期の分散投資を目指している人には、S&P500に連動するETFがおすすめだ。流動性のある大型株なので、安定した資産運用が期待できるだろう。
S&P500に連動するETFには、以下の銘柄をおすすめする。
- eMAXISSlim米国株式(S&P500)
- iFree S&P500インデックス
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBI・V・500)
上記は、日本の大手運用会社が運用しているETFだ。流動性も高く、コストパソーマンスに優れていることから、安定した投資が期待できるだろう。
NASDAQ100に連動するETF
「NASDAQ100」は、NASDAQ市場で金融を除く、時価総額上位100社で構成されている株価指数だ。
NASDAQ100の上位には、アマゾンやアップル、マイクロソフトやテスラなどが挙げられる。
なお、S&P500のGAFAMで、NASDAQ100に組み入れしているのは、アップルとマイクロソフトだけとなっている。
現在、世界をリードするGAFAMは、もともとNASDAQで育ってきた。つまり、次世代を狙う企業がNASDAQ100だと言っても過言ではないだろう。
NASDAQ100に連動しているETFでは、以下のような銘柄がおすすめだ。
- インベスコ QQQ トラスト シリーズ1ETF
- 【QQQM】インベスコ NASDAQ 100 ETF
全米株式に連動するETF
全米株式に連動するETFなら、「CRSP US トータル・マーケット・インデックス」に連動しているETFがおすすめだ。
米国の株式市場は、大型から小型株まで約400銘柄で構成されている。米株式市場の時価総額を100%近くカバーしていると言っても過言ではないだろう。
低いコストで資産運用ができ、健全な運用も期待できるETFで、投資家から人気を集めている。
「CRSP US トータル・マーケット・インデックス」に連動するETFなら、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」の銘柄がおすすめだ。
米国高配当銘柄に連動するETF
米国には、高配当銘柄で構成されているETFもあり、注目を集めている。
高配当銘柄のETFは、3つのおすすめがあるので紹介する。
- バンガード・米国高配当株式ETF
- iシェアーズ・コア米国高配当株ETF
- SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF
低コストで投資をするなら「バンガード」だ。高配当を狙うなら、「iシェアーズ」や「SPDRポートフォリオ」をおすすめする。
「iシェアーズ」は、平均以上の配当金を持続的に支払えると認められているM、高い利回りの上位75社で構成されている。
また、「SPDRポートフォリオ」は、S&P500指数の銘柄のなかでも、高い利回りの80銘柄で構成されていることが大きな特徴だ。
投資コストを下げたり高い利回りを狙ったりなど、目的に合わせて銘柄を決めることが大切だ。
【年代別】米国株投資のおすすめ運用戦略


ここからは、米国株で投資するときにおすすめの運用戦略を、年代別で解説する。
年代別におすすめの銘柄も紹介するので、投資戦略に役立てて欲しい。
20~30代|成長重視
20代や30代は、若さを活かして成長銘柄への投資をおすすめする。
資産運用は、長期にわたる積み立てだ。最終目標を老後生活とするなら、まだ30~40年も時間がある。
その間に、しっかり資産を形成できるよう、今から成長銘柄へ投資し、安定した資産運用を目指すことが大切だ。
20~30代におすすめの投資銘柄は、以下の5つだ。
- エヌビディア(NVIDIA)
- 半導体のシェア率が80%
- アーム・ホールディングス(ARM)
- ソフトバンクグループ参加の半導体大手企業
- アップル(AAPL)
- iPhoneだけでなく、Ai開発に注目
- テスラ(TSLA)
- 太陽光発電や自動車産業での伸び率
- アマゾン・ドット・コム(AMZN)
- 世界最大級のECサイト
資産運用は、少しでも若い年代から始め、ゆっくり資産を育てる成長戦略がおすすめだ。
40~50代|バランス重視
40代や50代は、すぐ近くまで老後の生活が迫ってきている。急いで老後の生活資金を準備する必要がある年代とも言えるだろう。
そのため、40~50代には、バランスを重視した投資戦略をおすすめする。安定性と成長性を混合させながら、安定かつ積極的な投資が必要だと考えられる。
40~50代におすすめの投資銘柄は、以下の5つだ。
- エヌビディア(NVIDIA)
- 半導体の世界シェアは80%
- アップル(AAPL)
- iPhoneやAi開発に力を注ぐ企業
- テスラ(TSLA)
- 太陽光発電の推進で伸びる可能性が高い
- AT&T (T)
- 米国最大の通信会社
- アマゾン・ドット・コム(AMZN)
- 世界最大級のECサイト
40~50代は、安定性の高い銘柄を中心に、成長が期待される銘柄を選ぶと良いだろう。
60代以降|安定重視
60代以降には、安定重視の投資戦略をおすすめする。
すでに老後生活へと足を踏み入れているため、資産を守ることに重点を置く必要があるからだ。
資産投資は、あくまで今の資産を減らさず、少しでもプラスにすることが目的であることを忘れてはならない。
60代以降におすすめの投資銘柄は、以下の5つだ。
- アッヴィ(ABBV)
- 製薬会社で底堅い
- バンガード・S&P500 ETF
- S&P500に連動するため安定性が高い
- iシェアーズ・コア米国高配当株ETF
- S&P500に連動し健全性が高い
- エヌビディア(NVIDIA)
- 今後も様々な分野で伸び率が高い
- アップル(AAPL)
- AiやiPhoneで当面は伸び率が期待できる
60代以降は、資産額によっても投資銘柄は異なる。銘柄で悩んだときは、資産運用のプロに相談することをおすすめする。
米国株のおすすめ情報はどこで入手する?


資産投資なら、米国株による投資がおすすめだ。ただし、米国株に投資しようとするときは、情報収集や銘柄の決め方が重要だ。
米国株で投資するときの情報の入手方法について紹介する。
株式情報の入手や銘柄の選択は難しい
米国の株式情報を入手したり、銘柄の選択決断は非常に難しい。
日頃から海外の情報を取り入れて、株式市場にも精通しているなら銘柄も決めやすいが、多くの人が、日本国内の株式銘柄すら、決めることが困難な状況だ。
自分で情報を集めることも大切だが、資産運用には銘柄選びが重要なポイントとなる。
失敗しないためにも、自分だけで解決しようとせず、プロの意見を取り入れることも検討してみることをおすすめする。
おすすめの情報収集方法
米国株の情報を入手する方法は、主に4つある。
- ネット検索
- YouTube
- 投資本
- 専門家に相談
ネット検索やYouTubeでは、多くの情報を手に入れることができる。ただし、発信者が特定されていない情報は、本物の情報であるかどうかが疑わしい。
参考程度なら良いが、すべてを鵜呑みにして投資の情報とすることは、避けるべきだ。
また、投資本でも情報を得ることはできるが、投資における市場の情報は生き物だ。日々、移り変わっている状況のなか、はたして投資本で最新情報を入手できるのだろうかと疑問が浮かぶ。
そのため、米国株の最新情報を入手するなら、専門家に相談してアドバイスをもらうことをおすすめする。
専門家なら、市場に精通しているため、リアルタイムの情報を提供してくれる。
資産運用の専門家には、証券会社やファイナンシャルプランナー(FP)などがおすすめだ。特に、資産運用に特化した専門家であり、顧客目線で提案ができる「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」がおすすめだ。
米国株で投資する際は、ぜひIFAへ相談し、投資戦略について提案してもらおう。
米国株を選ぶときは年代にあった投資先を探そう


米国株への投資は、目的や状況に合わせて銘柄を選ぶことが大切だ。
米国株の銘柄は非常に多く、膨大な種類のなかから、自分だけで情報を入手して選ぶことは困難だ。
資産運用には、投資戦略が欠かせない。しかし、どんなに投資戦略を立てても、米国株の市場を詳しく知らずに投資銘柄を決めてしまうと、失敗するリスクは高いと言えるだろう。
米国株で資産運用するときは、専門家への相談をおすすめする。資産運用のプロであるIFAなら、目的や年齢に合わせて投資戦略へのアドバイスをしてくれる。
市場にも精通しているので、最新情報の提供や将来の予測を加味した提案も期待できるだろう。