- SBI証券のIFAサービスを利用してみたい
- SBI証券のIFAコースで取引するときの流れが知りたい
- SBI証券のIFAサービスを利用するときの注意点が知りたい
現在、資産運用において、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の活用が注目されている。
SBI証券にもIFAサービスがあり、顧客一人ひとりの資産状況や目標に応じて、最適な投資戦略を提案してくれる頼れるパートナーだ。
証券会社から独立していることから、特定の商品に偏らない提案が受けることができる点が魅力だ。
本記事では、SBI証券のIFAサービスの仕組みを解説し、IFAに相談することで得られるメリットや注意点を解説する。
これからの資産運用にぜひ参考にしてほしい。
SBI証券のIFAサービスとは

SBI証券のIFAサービスは、証券会社との間に金融商品仲介業者がサポートに入り、資産運用に関する提案をしてもらうサービスだ。
投資をおこなう人の一人ひとりに担当者がつくため、自分の投資スタイルを守りながら資産運用が可能となる。
SBI証券のIFAサービスを利用するときは、金融商品仲介業者には、どのような人材がいるのか、サービスの特徴について紹介する。
IFAに資産運用の相談ができるサービス
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)とは、資産運用に特化した専門家だ。市場の動きに精通し、豊富な実務経験を有している。
SBI証券から委託を受けたIFAは、SBI証券との間に立ち、証券口座の開設から投資商品の案内や買付・売買を提案してくれる担当者となり、資産運用を支えてくれる。
投資の知識を全く持っていない人でも、SBI証券のIFAサービスがあれば、安心して資産運用を始められるだろう。
4種類のIFAコース
SBI証券のIFAコースは4種類ある。
- ダイレクトコース
- IFAコース
- IFAコース(A)
- 対面コース
ダイレクトコースは、マネープラザカスタマーサポートにより、電話を使った投資相談や買付注文が可能だ。
一方、IFAコースは、SBI証券に在籍するIFAに、電話などで投資相談ができるサービスとなっている。
ただし、担当者制ではないため、相談ごとに窓口の担当者が異なる可能性がある。
IFAコース(A)や対面コースは、顧客1人ひとりに対する担当者制度となっており、毎回同じIFAに相談できるため、継続して投資の相談ができるメリットがある。
どちらも、自分の投資スタイルに合わせて、電話や訪問で投資のアドバイスや最新情報を提供してくれるサービスとなっている。
インターネットコースとの違い
SBI証券のインターネットコースは、自分自身のペースで資産運用をしたい人におすすめのサービスだ。
割安な手数料だが、投資の専門であるSBI証券のIFAに、直接相談することができない。
インターネットコースは、資産運用や投資について理解を深めている人向けのコースだと言えるだろう。
投資の知識に自信がない人は、インターネットコース以外で、IFAに相談できるサービスの利用がおすすめだ。
SBI証券のIFAサービスのおすすめポイント

SBI証券のIFAサービスのおすすめポイントは3つある。
- 専門的な知識と豊富な経験を持つプロに相談できる
- 自分に合ったポートフォリオを組んでもらえる
- IFAコースのみ取り扱っている商品に投資できる
それぞれ、詳しく解説するので、SBI証券で投資を検討している人は、参考にしてみて欲しい。
専門的な知識と経験が豊富なプロに相談できる
IFAは、資産運用に関する専門的な知識と豊富な経験を持っているため、安心して相談ができる。
適切な資産運用は、一人ひとり、経済状況や資産運用の目標によって違いがある。状況に合わせて、最適なポートフォリオを提案することが、IFAの得意分野だといえるだろう。
なお、資産運用は知識を持っているだけでは、投資商品の特徴をつかんで、利用する運用は、難しい。
豊富な経験があるからこそ、状況に合わせた投資商品を選ぶことができる。
専門的な投資の知識や経験を持っていない場合は、IFAに相談すれば、思いもよらなかった方法で、最適なポートフォリオが作れるだろう。
自分に合ったポートフォリオを組んでもらえる
ポートフォリオとは、投資する商品の割合や資産の状況を指す。投資する商品は同じでも、人によって投資割合は異なっている。
IFAに相談すれば、資産運用する目的と目標から、どのような投資商品で運用すれば良いかなどを、詳しく提案してくれるメリットがある。
間違ったポートフォリオは、資産が目減りしたり、目標値に達していないなどの状況を引き起こす可能性がある。
IFAに相談するときは、相談内容を正直に伝え、二人三脚で資産形成を目指すことが大切だ。
IFAコースのみ取り扱っている商品に投資できる
特に安定運用に適している債券はインターネット上で購入できるものが限られており、IFAに相談するメリットが大きい
SBI証券でIFAコースを選ぶと、インターネットコースでは選べない投資商品を選択することができる。
専門的な知識を持っているからこそ、さまざまな投資商品を活用して、資産運用に役立てられるメリットがある。
分散投資で、より利益を追求するなら積極的な投資が必要だ。しかし、知識とともに豊富な経験がなければ、資産が目減りするリスクを伴ってしまう。
IFAコースに変更したら、希望する投資方法や目的をIFAへ伝え、適切なアドバイスをもらって投資先を検討するようにしよう。
SBI証券でIFAに相談するならコース変更が必要!手続きの流れとは

SBI証券で口座を開くと、通常「インターネットコース」となる。IFAに相談するときは、コースを選ぶ必要がある。
ここでは、SBI証券でIFAに相談できるコースを選ぶときの手続きを紹介する。
①IFAに問い合わせる
SBI証券の公式サイトから、SBI証券と提携しているIFA事業者に問い合わせて、「取引コース変更の手続き」を確認する。
処理が終わったら、まだ確認していない「重要なお知らせ」があれば、必ず確認済みにしておこう。
SBI証券のIFAサポートへ連絡し、コース変更の申込書を請求する。届いた請求書に必要事項を記入してから返送すれば、SBI証券から申し込み完了の連絡が入るのを待っておこう。
約1週間で連絡で完了の通知連絡が入るだろう。
②口座開設
SBI証券から、手続き完了の連絡と同時に、取引ができるようログイン情報を教えてもらえるので、確認しておこう。
- 口座番号
- ユーザーネーム
- ログインパスワード
すでに、SBI証券の口座を持ち、IPO(新規上場株式)やPO(新株式)を申込中などの場合は、IFAコースに変更できない。
コース変更する場合は、手続きの取り消しをしてから、改めてIFAコースへの変更手続きをするようにしよう。
③買付する
IFAコースへの変更が完了したら、さっそく新しい口座番号で、SBI証券のWebサイトからログインして確認してみよう。
IFAコース(A)や対面コースなら、担当のIFAがつくので買付に関する相談や最新の情報などを教えてもらえる。
投資商品の売買も、IFAへ相談すれば手続きをしてくれるため、自分で買付をする必要がない。
なお、IFAコースで買付する場合、売買の金額によって手数料が発生するので、事前に確認しておくことをおすすめする。
約定代金 | IFAコース | IFAコース(A) |
---|---|---|
10万円以内 | 990円 | 約定代金×1.265%※最低額は2,750円 |
10万円超~30万円以内 | 1,760円 | |
30万円超~50万円以内 | 2,530円 | |
50万円超~100万円以内 | 4,290円 | |
100万円超~150万円以内 | 5,720円 | 約定代金×0.99%+2,750円 |
150万円超~500万円以内 | 8,580円 | 約定代金×0.77%+13,750円 |
500万円超~1,000万円以内 | 約定代金×0.6325%+27,500円 | |
1,000万円超~3,000万円以内 | 約定代金×0.4125%+93,500円 | |
3,000万円超~5,000万円以内 | 約定代金×0.4125%+93,500円 | |
5,000万円超~1億円以内 | 299,750円 | |
1億円超~3億円以内 | 約定代金×0.176%+162,800円 | |
3億円超~5億円 | 約定代金×0.11%+360,800円 | |
5億円超~10億円以内 | 約定代金×0.088%+470,800円 | |
10億円超~ | 約定代金×0.066%+690,800円 |
一般のインターネットコースでは、すべて手数料は無料だが、IFAではコースによって買付時に手数料がかかるので、しっかり理解しておきたい。
④定期的なフォロー
SBI証券のIFAコースでは、大きく分けると2つのフォロー体制がある。
IFA(A)コースでは、担当のIFAがつき、電話や訪問により投資へのアドバイスを提供してくれる。
自分に合う担当者とともに、資産運用の方法を決めて行きたい人には、IFA(A)コースがおすすめだ。
一方、IFAの担当者は不要とし、電話で投資相談ができれば良い人には、IFAコースがおすすめする。
必要なときだけIFAへ相談できるため、自分に合ったタイミングと考え方に沿って、投資が可能となる。
求める定期的なフォローの違いで、申し込み内容を決めることが大切だ。万全のフォロー体制ならIFA(A)コース、簡易的なフォローならIFAコースとなる違いを理解しておこう。
SBI証券のIFAサービスを利用するときの注意点

SBI証券のIFAサービスを利用するときは、3つのポイントに注意しておきたい。
- 紹介された商品が必ず儲かるとは限らない
- 自分にあったコースを選ぶことが大切
- IFAの選び方も大切
資産運用に関して、優れたアドバイザーのIFAといえども、将来のことは誰にもわからない。そのため、投資にかかわる決断は、自分で納得できる内容を選ぶことが大切だ。
ここでは、SBI証券のIFAサービスを利用するときの「3つの注意点」について詳しく解説する。
紹介された商品が必ず儲かるとは限らない
IFAから提案された投資商品が、必ず投資で成功するとは限らない。
これまでの投資商品の実績や今後の予測はできるが、確実なことは誰にもわからないはずだ。そのため、IFAにアドバイスされた投資商品であっても、リスク管理を怠ってはならない。
正しくリスクを理解したうえで、自ら投資を決定することが大切だ。
自分に合ったコースを選ぶことが重要
SBI証券のIFAコースを決めるときは、目的や理想の運用方法に合わせて決めることが重要だ。
それぞれのコースの特徴を確認し、メリットとデメリットを覚えておくと選びやすいだろう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
IFAコース | 手数料が比較的安い | 特定の担当者がつかない |
IFAコース(A) | 特定の担当者がつく | 手数料が割高 |
IFAコースでは、担当者がきまっていないため、相談するIFAによって、相場への考えや運用方針が異なる。
相談するたびに、意見が異なることもあり、混乱しやすい傾向がある。自分の意志を持って運用方法を決めることが重要となる。
一方で、IFAコース(A)なら、投資を継続する限り担当者が変わることはない。同じ価値観を持って資産運用のアドバイスをしてくれるので、投資を進めやすい特徴がある。
SBI証券でIFAコースを選ぶときは、自分に合ったコースを選び、適切な資産運用を目指すことをおすすめする。
IFA選びが重要
IFAによっては、自分が目指す資産運用方法に、合致しない考えを持っている場合もある。
そのため、IFAは、自分の意志を尊重しつつ、適切に誘導してくれるIFAを見つけることが大切だ。
強引な勧誘や、許容範囲を超えるリスクの商品を提案するIFAは、納得できない運用方法に繋がってしまうため、注意しておきたい。
また、IFAの経歴や投資方針、顧客の年齢層なども確認できれば、より自分に合ったIFA選びができることだろう。
SBI証券の信頼できるIFAに出会うには?

SBI証券で信頼できるIFAを見つけるためには、自分に合うIFAがどのようなタイプなのかを確認しておくと良い。
また、どのようなアドバイザーなら信頼できるのか、特徴を知っていれば、間違った選択をしなくてすむだろう。
信頼できるアドバイザーの特徴
信頼できるアドバイザーには、次のような特徴が挙げられる。
- 長期型を中心にバランスの良い投資商品を提案してくれる
- 相談者の相談を親身になって聞いてくれる
- 豊富な提案経験を持っている
- コンプライアンス意識が高い
- フルコミッションのIFAではない
投資は、「長期・分散・積立」が原則だ。短期型の投資商品ばかりを提案するIFAや、手数料が収入に直結しているフルコミッションのIFAは、避けた方が良い。
豊富な経験を持っていれば、年齢層や資産状況に合わせて、適切な投資商品を提案してくれるだろう。
自分に合ったプロに出会うなら「資産運用ナビ」
IFA選びで悩んだら、「資産運用ナビ」がおすすめだ。
「資産運用ナビ」は、相談内容に対して特化したIFAとマッチングできるサービスだ。
事前にプロフィールを確認し、顧客の年齢層や実績を確認できるため、相談するときも安心できるメリットがある。
なお、「資産運用ナビ」を活用したIFAへの相談は、何度でも無料だ。納得して投資を始めることができるので、継続しやすい特徴がある。
自分に合ったIFAを見つけようとしても、なかなか見つからないのが現実だ。しかし、「資産運用ナビ」を利用すれば、経験豊富で市場に精通したIFAを見つけることができる。
資産運用に迷うならSBI証券のIFAコースを選択しよう

SBI証券では、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)へ相談できるサービスがある。
IFA(A)コースを選べば、プロの担当者がつき、投資を成功に導くためのアドバイスをくれるため、安心して資産運用が可能だ。
通常、SBI証券の証券口座を開くとインターネットコースとなる。
最初からでも途中からでも、IFAコースを指定することができるが、手数料が異なるため、事前に確認しておくことが大切だ。
資産運用が成功するかどうかは、自分にあったIFA担当者を見つけることが、重要なポイントだ。
信頼できるIFAに出会い、自分に最適な資産運用プランを見つけよう。