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IFAに相談できるのは資産運用だけじゃない!対応業務と相談の流れを徹底解説!

この記事で解決できるお悩み
  • IFAに相談できることが知りたい
  • IFAに相談するメリットと注意点が知りたい
  • IFAに相談して契約するまでの流れが知りたい

IFAに相談したいけど、何を相談できるか気になる人も多いだろう。銀行や証券会社とは異なるメリットやデメリットについても知っておきたいと考える人も少なくない。

本記事では、IFAに相談できることやメリット・デメリットについて詳しく解説する。これからIFAの相談先を選ぶ人は、ぜひ参考にして欲しい。

目次

資産運用だけじゃない!IFAに相談できること6選

IFAに相談できることは以下の6つだ。

  1. ライフプランニング
  2. 資産運用の相談
  3. 老後資金の相談
  4. 不動産投資や住宅ローンに関する相談
  5. 保険の見直し
  6. 相続および贈与税対策

具体的にどのような内容について相談できるのか詳しく見ていく。

1.ライフプランニング

ライフプランニングとは、これから亡くなるまでの生活や環境の変化を予測して作成する生活設計のことである。

ライフプランニングを自分で作成しようとすると、かなりの手間や時間がかかるだろう。

IFAにライフプランニングの相談をすることで、将来かかる収入や支出、必要な貯蓄額を算出してシミュレーションしてくれる。

老後にかかる資金を具体的に算出することができるので、目標達成に向けて具体的な行動計画を立てやすくなるだろう。

2.資産運用の相談

資産運用を相談すれば、資産運用プランの作成、投資商品の選定、資産を増やす・リスクを抑える方法についてアドバイスを受けることができる。

具体的には、個々のライフプランや目標に基づいたオーダーメイドの資産運用プランを提案してもらうことが可能だ。

また、IFAは要望を聞いた上で、中立的な立場から投資信託、株式、債券、ETFなどさまざまな金融商品のうち、顧客に最適なものがどれかアドバイスをくれるだろう。

そして、現在の資産運用の状況を分析した上で、ポートフォリオの見直しや再構築などのアドバイスももらえる。

多くのIFAは資産運用の知識や経験が豊富であり、中立的な立場から提案をしてくれるので安心して相談できるだろう。

3.老後資金の相談

IFAは将来の生活費や医療費、年金の受給額などを考慮した上で、主に以下の3つの内容について相談ができる。

  • 老後に必要な資金の目安
  • どの方法で貯蓄や資産運用をすべきか
  • 高齢になってからかかる費用への対処方法

現在日本人の平均年齢は女性が約87歳、男性が約81歳だが、今後平均寿命が100歳まで延びる可能性がある点に注意が必要だ。

重要になるのが、現在の貯蓄や退職までの給与と退職金で老後の生活費を賄えるかである。

老後に必要な資金は収入や支出、働き方などによって大きく異なるため、IFAに相談したほうがより具体的かつ正確な資金を算出できるだろう。

また、老後の生活費が足りないことが想定される場合は、貯蓄や資産運用をどのような方法で行うべきか検討しなければならない。

資産運用の経験や保有資産の金額、リスク許容度によって、それぞれ推奨される方法が異なる点に注意が必要だ。

資産運用の知識や経験のあるIFAに相談することで、適切な方法のアドバイスを受けられるだろう。

そして、高齢になると、医療費や介護にかかる費用も高くなるため、なるべく多くの老後資金を蓄えておく必要がある。

どのような方法で老後のリスクに備えていくかアドバイスを受けることも可能だ。

4.不動産投資や住宅ローンに関する相談

IFAには、不動産投資に関する相談ができる。

例えば、不動産投資をする際に地域の市場動向や物件の特徴を踏まえてアドバイスをくれたり不動産購入に必要な資金計画を立てた上でローンの返済計画を立てたりしてくれる。

結婚や出産、教育費など将来のライフイベントに基づいた資金計画を立てることもできるので、いつまでにいくら貯蓄すれば良いかが明確になるだろう。

また、住宅ローンに関する相談も可能だ。さまざまな金融機関が提供している住宅ローンの金利・返済条件・手数料をなどを比較した上で顧客に適したローンを選択してくれる。

住宅ローンの審査を受ける際の手続きや必要書類のアドバイスも受けられるので、審査の不安を解消できるだろう。

将来の収入や支出を計算した上で、無理のない返済計画の提案をしてもらうと良いだろう。

5.保険の見直し

保険の見直しについて相談できる。具体的には現在の保障内容で必要な保障を受けられるか逆に過剰な保障がないかを確認可能である。

加えて、同じ保障内容でより保険料を抑えられる保険の提案も行ってくれる。

そして、結婚や出産、住宅の購入などライフステージの変化に合わせて適切な保障を受けられる保険についても相談が可能だ。

6.相続および贈与税対策

相続税対策についての相談も可能である。生前贈与や相続時精算課税制度、不動産の評価額を圧縮する方法など相続税を抑えるための提案をしてくれるだろう。

加えて、相続財産に金融商品がある、相続した金融資産を運用したいなど相続後の資産運用についてのアドバイスも受けられる。

そして、生命保険の契約内容を見直すことで相続税を支払うためのお金を用意するプランを立てることも可能だ。

また、贈与税対策についての相談も可能だ。

具体的には、贈与をすべきタイミングや贈与金額、贈与先などについて、贈与税の基礎控除の活用や複数年にわたる贈与計画を立てるといった方法も活用しながら顧客の状況に応じて最適なプランを選定してくれる。

贈与契約書の作成や手続きのサポートなどを手伝ってもらうと良いだろう。

IFAに相談するメリット

資産運用や老後資金の相談などは、IFA以外の人に相談することも可能だ。IFAに相談すると、以下のようなメリットがある。

  • 中立的な立場からアドバイスを受けられる
  • 幅広い金融商品を提案してくれる
  • 継続的にサポートを受けられる

それぞれのメリットについて詳しく見ていく。

中立的な立場からアドバイスを受けられる

IFAは中立的な立場から顧客のニーズに基づいたアドバイスをしてくれる。その理由は、IFAが銀行や証券会社の社員のように特定の金融機関に属しているわけではないからだ。

一方、銀行や証券会社の担当者の場合は、営業方針があるため、自社の抱える商品やサービス、あるいは売りたい商品を中心に提案せざるを得ない。

このようにIFAに相談したほうがより納得のいく選択ができるだろう。

幅広い金融商品を提案してくれる

IFAは複数の証券会社と提携しているので、幅広い金融商品のなかから顧客のニーズに合ったものを提案してくれる。

取り扱っている金融商品は、株式、債券、投資信託、ETFなどさまざまだ。

一方、銀行や証券会社の場合は、自社で扱っている商品しか推奨ができないことが多いため、提案してくれる金融商品は少なくなるだろう。

継続的にサポートを受けられる

IFAなら継続的にサポートを受けやすい。なぜなら、銀行や証券会社のように担当者が転勤することがないので、長期的に顧客と関係を築くことができるからだ。

ずっと同じ人に相談できるため、信頼関係を構築しやすく、銀行や証券会社に相談した場合のように担当者が代わって不安を感じることも少なくなる。

さらに、長期的な関係が続きやすいことで、長期的な視点で相談に乗ってもらうことができる点も重要だ。

IFAに相談してから契約するまでの流れ

ここからは、IFAに相談してから契約するまでの流れを解説する。

  1. 相談するIFAを決める
  2. 初回相談
  3. ヒアリングおよび提案
  4. 契約締結
  5. 定期的なフォローアップ

IFAへの相談を検討している場合は、ぜひ参考にして欲しい。

1.相談するIFAを決める

まずはどのIFAに相談するか決める必要がある。ご自身が相談したい内容について知識や経験が豊富なIFAを選ぶと失敗するリスクは減るだろう。

また、事前にインターネットなどで口コミや評価を確認することも重要である。

2.初回相談

次に初回相談をする。初回相談では、収支の状況や資産運用の目的、リスク許容度などについて話すと良い。

IFAからは、提供できるサービス内容や料金体系などについて説明を受けられるだろう。

疑問や不安な点がある場合は、この段階で聞くことを推奨する。

初回相談当日にIFAとスムーズにやり取りをするために、事前に資産状況や資産運用の目的などを整理しておくと良い。

3.ヒアリングおよび提案

初回相談後、通常は2回から3回程度の面談を行う。面談では初回相談の情報を基にIFAからより詳細なヒアリングが行われることが多いだろう。

例えば、資産状況やライフプラン、リスク許容度などについて深掘りし、顧客のニーズを明確にする。

そして、ヒアリングで得た情報を元に、具体的な資産運用のプランや金融商品の提案を行うのだ。

提案を受けたら、ご自身の考えを伝える。IFAは顧客からの返答を受けて提案内容を修正した上で再度提案をする。

4.契約締結

提案に納得できたら契約を締結しても良い。契約書の内容に問題がなければ署名をする。

なお、契約時に書類を提出する必要はないものの、提携先の金融機関で口座開設を行う際には、本人確認書類やマイナンバー確認書類を提出しなければならない。

5.定期的なフォローアップ

契約完了後も定期的にフォローを受けることができる。例えば、定期的に面談を行い、資産運用の進捗や市場環境の動向について教えてもらうことが可能だ。

また、顧客向けに金融リテラシーの向上につながる資産運用や投資に関するセミナーを案内してくれることもあるだろう。

IFAに相談するときの注意点

IFAに相談する際は、いくつか注意点がある。

  1. 相談前に手数料体系を確認する
  2. 相談前に内容を整理しておく
  3. 顧客に寄り添った提案をしていない場合は断っても良い

注意点を確認しておくことで、失敗する可能性を抑えられるだろう。

相談前に手数料体系を確認する

相談する前に、手数料体系を確認しておくべきだ。一般的に、IFAへの相談は無料で行うことができるが、金融商品を購入した際に手数料が発生することがある。

また、預かり資産の残高に応じて手数料を徴収するIFA法人もあるので注意が必要である。事前にどのような手数料がかかるのかを確認しておくと良いだろう。

相談前に内容を整理しておく

相談前にIFAに相談したい内容やご自身の考えについて整理しておくことも重要だ。

何も準備しなくても相談はできるが、事前に希望を伝えておいたほうがよりご自身のニーズに合った提案や具体的なアドバイスを受けることが可能である。

顧客に寄り添った提案をしていない場合は断っても良い

IFAに相談をした際にご自身の要望に寄り添った提案をしてもらえない場合は、断ることもできる。

実際、一部のIFAは手数料目当てに強引な投資勧誘を行うケースがあるので注意したい。自信を持って断るために、相談前にご自身の要望を整理しておくと良いだろう。

IFAとの無料相談に申し込む方法

IFAに相談したいけどどこから申し込めば良いか悩んでいる人もいるだろう

IFAの申し込み方法は、主に以下の3つがある。

  • IFA法人のホームページから問い合わせる
  • IFA法人が開催するセミナーに参加する
  • 資産運用ナビを活用する

それぞれの方法について詳しく解説していく。

IFA法人のホームページから問い合わせる

相談したいIFAがある場合は、IFA法人のホームページから問い合わせることができる。ホームページには、提供するサービス・料金体系・相談内容について記載されていることが多い。

ただし、個人の情報は少ないため、どのIFAに相談できるかが相談当日にならなければわからないことがあるので注意が必要だ。

IFA法人が開催するセミナーに参加する

相談先を決めていない場合やとりあえず話を聞いてみたい場合は、IFA法人が開催するセミナーに参加する方法もある。

定期的にセミナーを開催しているので、気軽に参加できて相談内容に関する内容であれば知識を深めることができるだろう。

セミナー終了後には個別相談に申し込みをすることもできるが、セミナー講師が相談に乗ってくれるとは限らない点に注意が必要だ。

資産運用ナビを活用する

自分で経歴や条件を比較しつつ選びたい場合は、資産運用ナビを活用するべきだ。資産運用ナビには、各IFAの経歴や運用に対する考え方、得意分野などが明記されている。

ご自身に合ったIFAを複数人表示してくれるので、比較検討した上で決められる。また、複数のIFAへの相談を申し込むことも可能である。

IFAに相談すればニーズに沿った提案を受けられる

IFAには資産運用や保険、相続など幅広い内容について相談ができる。

銀行や証券会社とは異なり、中立的な立場から提案を受けることができ、担当者と長期的な付き合いができるので、安心して相談できるだろう。

良い回答をもらうためには、相談前にご自身の資産状況や要望を整理した上で聞きたい内容をまとめておく。

相談した結果、顧客の要望に添っていない提案があった場合は、遠慮せずに断ったほうが良い。

資産運用ナビでは、各IFAの経歴や考え方などを基に比較検討ができるので、ご自身に合ったIFAを探せるだろう。

信頼できるパートナーに出会い、効率的な資産運用を進めよう。

この記事を書いた人

株式会社ABCash Technologiesは、「お金の不安に終止符を打つ」をミッションに掲げる、金融教育ベンチャーです。「お金の不安」をなくし、豊かな人生を送れるきっかけを提供するため、2018年6月より個人向け金融教育サービス「ABCash」を展開しています。ABCashは、パーソナル講師が1人1人に合わせてトレーニングメニューを提案し、家計管理〜資産形成に必要な金融リテラシー習得をマンツーマンで伴走サポートするサービスです。2024年より、金融メディア「ABCashマネポス」を展開しています。

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